前回
これを考えるのを一生やっていきたい。
問題6
東海オンエアの動画を1コマだけ切り取ってきて、それが何の回なのかを当てるこのクイズ。これを実戦形式で演習していこうというのが本書の趣旨である。
ひと口に1コマクイズと言っても、正解にいたるためにはさまざまな力が必要である。それが総合的に試されるのがこちらの問題であると言えるだろう。
メンバーであるとしみつから「最も需要がない」と酷評されている「しばゆー虫眼鏡のディープキス」のくだりが映っているが、彼らはこれをなかなか脈絡なくやるので、そこから正解にいたるのは難しいだろう*1。
段ボールを使った工作が行われていて、それがなんなのかを考える必要がまずある。そしてさらに重要なのは、カメラに写っている範囲の外になにがあるのか、想像力を働かせることだ。……ここは屋内ではない。それに気づけたら正解が見えてくる。
問題7
これはハイレベルだが、さまざまな解法が考えられて解きごたえのある良問である。
「教員の試験受けろよ」と回答しているが、この回答から逆算して企画を導くこともできるし、ゲストとして水溜りボンドのカンタが出演しているところから絞り込んでもいい。背景がいつもと違うことから、この動画が撮影された場所を割り出すことでも正解をはじき出せる。地味にアンパンマンボードで回答しているのも大きなヒントだ。
としみつの天然ボケが好きな人であればそれから一発で動画を特定することもできるだろう。漢字が違うのだが、違っている漢字を間違えていて、さらにこの後のシーンではアンパンマンボードをホワイトボードと勘違いして、ボードを指で消そうとするおちゃめな姿を見ることもできる。
東海オンエアとしてはややマイナーな動画であるが、上記のいずれかのルートから正解を導き出したい。
問題8
あまたあるホワイトボード使用企画のなかから、ボードに書かれたテキストを手掛かりにして動画を当てる問題は頻出なので演習量を積んでおきたい。
とはいってもこの形式ではひねりを利かせた問題は多くは出題されない。日頃の動画視聴量と動画の深い理解が肝心だ。こちらの場合は、JK用語をクイズしているなということがわかればOKである。
大問形式の問題では、この動画に声のみ出演しているもう一人の人物は誰でしょう、という小問が追加で出題されることがある。これを機に動画を復習して備えておきたい。
問題9
こちらも頻出の問題で、第1回ジャイアン選手権と、第2回~第10回を収録した「【ジャイアン選手権】同じ企画を10回やったらどれくらいつまらなくなるの?」を区別することができるかどうかを問う設問である。
この区別ははじめは苦手とする受験生も多いが、コツをつかんでしまえば簡単である。じつは見比べてみたらすぐわかるのだが、第1回ジャイアン選手権と「同じ企画を10回やったらどれくらいつまらなくなるの?」では背景の土管の画像がぜんぜん違うのである。CG風味なのが第1回ジャイアン選手権、アニメ風味でちょっとズームしているのが「同じ企画を10回やったらどれくらいつまらなくなるの?」と覚えておくと良い。
問題10(おまけ)
これは自分で作ったときは「ものすごい良問だ…」と思っていたけど、いろいろな人に出してリアクションをうかがううちに「悪問かもしれない…」と心変わりした1コマですね。
「デート」くらいしかまともな情報がないうえに、デートから企画をおもいつくのも一筋縄ではいかない。……印象深い動画だと思うので、解ける人は解けると思います。
*1:僕自身はこのディープキスがかなり好きなのでここからでも正解にいたれるが。