今までしたいちばん大きなけが

 

サッカー=レアルに痛手、正GKクルトワが左膝の靱帯断裂 | ロイター

レアル・マドリーに再び激震…ブラジル代表DFミリトン、左ひざの前十字靭帯断裂。守護神クルトワに続いて長期離脱へ | Goal.com 日本

 

 応援しているサッカークラブ、レアル・マドリーでは、シーズン開幕の前後に靱帯のけがが連発。ふたりの替えのきかない名手が戦線を離脱してしまった。

 そして僕も、……何かを離脱したわけではないが、中学校2年のときに靱帯のけがをしたことがある。

 

 ある日の学校からの帰り道に、横断歩道ではない場所で大通りを横断、近道をして帰ろうとしたのだが、その道に針金の輪っかが置いてあり、走り出した瞬間にそこに足を引っかけそのまま前のめりに膝から転んでしまったのだ。

 車道で倒れていたら死ぬ、と思って死に物狂いでなんとか車道からは出たのだが、そのあと立ち上がっても、怪我したほうの足に体重をちょっとでもかけると激痛が走り、とても歩けるような状態ではなかった。

 

 家まではあと1kmくらいはある場所*1だった。しかしほかに手段もないので、「しばらくしたら痛みが引くだろ」と思い、しかたなく這いつつ休みつつしながら家に帰ることに。結局立ち上がることはできず、這って家にたどり着くことになったのだった。

 途中一度だけチャリに乗った友達が通りかかり、「オイ! どうした。大丈夫か」と聞かれたのだが、ちょっと考えて「オウ! 大丈夫だぜ」と答えたので、友達は「そうか! ……じゃあな!」と言い、チャリリ…と自転車をこいでそのまま去ってしまったのをおぼえている。*2

 

 このエピソードは昔Twitterで話して7いいねを獲得している。

 

 さてその後、あまりにも歩くことができず、さらに患部がとてもはれ上がってきたので病院に行くと、無事「靱帯が損傷しています」*3との診断をもらった。

 

 この後はかなり恥ずかしかったですね。柔道をしていて、とかならわかるが、コケて靱帯を損傷したというのは非常にカッコ悪い。見栄と評判を何より重視する田舎の中学生男子としては非常にしんどかった。

 また、運が悪いことにその翌日が合唱コンクールの日で、前日までふつうにしていた人が急に松葉杖をついて現れるという非常に良くない笑いを作ってしまった。また、シンプルに出番の際舞台へ上がる階段を僕だけ登れなかった*4です。

 

 さらにそのすこし後には修学旅行があり、保安検査で支え木を「これはダメですね~」と取り上げられてしまうということもあった。

 

 それが私のした今までで一番大きなけがの思い出です。皆さんの今までで一番大きなけがの話も(思い出しても心に負担のない、笑い話で済むのであれば)教えてくださいね。

 

*1:家が校区のはしっこにあったので、毎日けっこうな距離を歩いていた。僕の歩くの好きの原点はおそらくここにあるのだろう。

*2:このエピソードは、個人的、人生における重要な教訓のひとつとなっている。

*3:クルトワミリトンとは違い断裂まではいかなかった。

*4:4~5名かかりで引き上げ・引き下ろしをしてもらった。