30年近いとなるとさすがに心配になってきた

 

 おかげさまで年齢をけっこう重ねてきて、30も目前というところにまでなってきた。ということですこし最近生活習慣に気を遣うようになっている。

 具体的になにかこう不安があるわけではないのだが、こう、なんていうんですか、これを1回するだけならべつに誤差だろうが、確実になんらか体には悪く、長年積み重ねていると何か大きな体の不調・障害を引き起こすのではないか? という些細な癖や習慣的行動が気になるようになってきたのである。

 

 そのなかでも一番大きなひとつがこれ。寝るときの枕と手の位置である。

 

 寝ているときに片手を枕の下に入れないと落ち着かない、という癖がある。へたった枕でも手でちょうどよくかさ増しできる、枕の下は意外と涼感があるので夏はありがたい、といったわかりやすいメリットもあるが、一番は単に「寝ているときに体に圧がかかっていると心理的に安心する」というのが理由であろう*1

 

 ただデメリットも当然あって、そうやって寝てると手がしびれるんですよね。いまはもう慣れっこなので、夜中手のしびれで目覚めても「ああ…、しびれた手、気持ちいい…🥰」となって、その気持ちよさで安心してまた寝る*2だけなのだが、冒頭にも言ったように30近くなると、「30年間毎晩手が外圧によりしびれているって蓄積ダメージやばくないか?」と思い始めるのである。

 

 予想ですがこのままだとたぶん、50手前くらいになって腕神経のダメージが限界に達し、徐々に昼とかふつうにしているときも手が小刻みに震えるようになる。

 ただ僕はアルコールもけっこう飲むので、お医者さんとかも「これは50年間枕の下に手を入れていたからですね」とは診断できないと思う。僕も多分、「ずっと枕の下に手を入れていました…😥」みたいなことまで問診では言わないだろうし。*3

 

 で、真の原因が分かったとしても、正直50年間じわじわと蓄積されたダメージをどうにかする手段って医学にはないと思うんですよね。移植とかしかない。

 つまり、日常生活は工夫で何とかなるけど、ドミノを並べるのとか極端に小さいスペースに文字を書くのとかはできない、……そんな感じの老後を過ごすことになるのがいま、みえみえなのである。

 

 最近は考えれば考えるほど、このことがずっと不安。一度や二度ではなく、枕の下に手を入れずに寝るのを試してみたのだが、それはそれで、いつもの入眠習慣が邪魔されていて眠れない。入れるも地獄、入れないも地獄という状況である。

 で、いま考えている解決策がこちら。

 こういう実験とかで使う腕の模型があるじゃないですか。あれを枕の下に敷いて寝て、腕は腕で別の場所で、一応ある程度圧をかけるためにタオルケットかなんかをかぶせておく。「ラバー・ハンド・イリュージョン」という名がつくように、これで腕を頭の下に入れているとだますことができる…、でも腕は無事!🤗 というふうにできるのではないかと思っているのである。

 

 いや、本気で信じてはいないですが、でも、やってみる価値があるのではないかと思い、いま模型の腕を購入したところである。

 

 これでもし癖を直すことができたら、その体験もまたここに書きたいと思います。

*1:体に上から圧がかかる、というシチュエーションは昔から好きで、「金色のガッシュ!!」の序盤で清麿がブラゴのグラビレイにつぶされて立てなくなっているところとか非常に好きだった。

*2:もう片方の手を枕の下に入れて。

*3:酒だけがぬれぎぬを着せられて、禁酒をすることになるのだろう。お酒がかわいそうだ…。