ワールドカップ 3行メモ その8

 

クロアチアvsベルギー 0-0
カナダvsモロッコ 1-2

・非常に面白かったグループFはこの結果により、モロッコが1位、クロアチアが2位でそれぞれグループステージを通過。

クロアチアvsベルギーはスコアこそ動かなかったものの、お互いゴール前のシーンを多く作る熱戦だった。鍵を握ったのは、……ネガティブ言及はしたくないけれど、3~4回決定機をミスったルカク氏、になってしまうのかな。どれも言い訳のしようがある一筋縄ではいかないシュートだったけど、ルカク氏はそこで決めなきゃいけない選手だろ!*1

・モロッコはイケイケだったものの後半失速してカナダに殴られる展開に。敗退は試合前から決まっていたものの、すこしでもいい結果を目指して最後までエネルギッシュだったカナダはグッドルーザーだった。最後のコーナーキックで(べつにいいのに)GKが上がってきて、しかも次のプレーでスローインを受けたのは笑った感銘を受けた。やっぱり、この世には「消化試合」なんてものはなくて、モチベーションや意気込み次第なんだなあと心から思った。

 

 モロッコのレガルギ監督。

 

日本vsスペイン 2-1
コスタリカvsドイツ 2-4

・スペインに1点を先行されながらも、攻撃に出た短い時間で2点を取り切り、残りの時間を集中して守った。

・印象に残る場面は多々あったけど、個人的には堂安のゴールの前のプレー、ボールを取り切った伊東純也選手が最高だったと思う。ウィングバックという立ち位置と、チームの置かれた状況、二つを考えながらどのときに前に行き、どのときにセーフティに下がるかというのは一瞬一瞬、根拠づけ可能な正解のない難しい判断だったと思う。その中で準備し、あの場面であの位置で競って勝ったというのは本当にすごい。

・裏では攻めきれないドイツにコスタリカが一時勝ち越すなどまたドラマがあった。それに応じて、引き分けでOKだったりじゃなくなったり、スペインが本気になったり緩めたり、…を行き来するこちらの試合。試合終了までは、僕も期待して落ち込むのが怖いので、「いや、どちらにせよワールドカップで一番面白いグループステージを作ったのはウチら*2の功績っしょ😤」などと言い聞かせていたが、試合が終わった今は言える。「勝った! 死の組*3を1位通過した! 最高だった!」

 

 すごい90分の中のほんとにすごかった一瞬。

*1:あとは最初のキャンセルになったPKね! モドリッチvsクルトワの真剣勝負が見たい気持ちとそんなの見たくないって気持ちでマドリディスタの気持ちは引き裂かれそうだった、ので、キャンセルになって良かった。……でもちょっと見たかった。

*2:日本とコスタリカ

*3:この組はたんなる2強2弱でいわゆる「死の組」ではない……、という意見が説得力を持ったのはいまでは過去の話。