ワールドカップ 3行メモ その13

 

ロッコvsスペイン 0-0 PK(3-0)

・8試合すべてが強vs弱という構図になった今大会のラウンド16。これまですべて順当に「強」のほうが勝利してきているが、波乱が一番起きそうなのが今日の2カードである。はたしてどうなるか。

・昨日をきっかけに「ワールドカップ見てみるか!」となった人を振るい落とすような容赦のない「なにもない試合」が繰り広げられる。*1ロッコはブロックを組んでパスの受け手をつぶす守備で、スペインのびっくり札のない理路整然とした攻撃を封殺する。だが、モロッコ側はボール保持ができず、ジエフやハキミといった自慢のタレントが攻撃にかかれない。かといってカウンターもいまいちで……。おたがいにまったく打点がないまま120分膠着した。*2

・ブヌ~~~~~!!!!🤗⚽

 

 笑みを浮かべながらセーブするブヌ。🤗⚽

 試合中も不敵に笑むシーンが多く(モラタが折り返すプレーをミスったときとかも笑んでいた)、なにか大事を成し遂げるだろう感の凄いキーパーだった。

 

ポルトガルvsスイス 6-1

・スイスも今大会非常に印象のいいチームだったが、厳しいスコアで敗退となってしまった。こうなるはず本当になかったと思うのだけど、なぜなんだ……。

・でも1失点目、DFが中を切ってキーパーがニアで構える、対応はこれで問題なかったはずなのにニアハイにズドンと決められた。十分なことをしたはずなのに理不尽で上をいかれたあの一瞬からひとつずつ崩れていき、自分たちでもよくわからないままに、つなごうとしたら奪われ、取りにいったら裏に通され、というまともなゲームにならない状態まで後退してしまった。……そんな怖い感じだったように見えました。

・3得点をあげた*3ゴンサロ・ラモス選手、得点シーン以外は雑さも目立って、一発屋感が若干あるのですが4年後も無事活躍しているのだろうか。それと、ラモス選手の予期せぬ大活躍でもう今大会は出番は回ってこないのかな……、とちょっと心配だったラファエル・レオン選手もなんかふつうに1点決めててすごい国だなと思いました。

 

 つぎはポルトガルとモロッコが対戦。モロッコがもしスペインに続いてポルトガルも食ったら「conquista!」とか「re-re-conquista!」みたいな一面になるんですかね。

 

*1:でもこういう試合を、「おたがいの全力でおたがいの良いところを消し合った好ゲーム」と評価すると玄人感が出てマウントが取れるので俺はそれで行きます。

*2:この文章は98分目くらいのときに書いた。最後まで見なくても全員に先はわかっている。

*3:今大会初のハットトリック