日本vsクロアチア 1-1(PK 1-3)
・得点シーンは、「デザインされたセットプレーという隠し札をよくまだ持ってたな!」と感動した。失点シーンは、……鎌田がもうすこし寄せれたら、とか考えちゃうけど、鎌田はある程度守備の手を抜くというのはオーダー通りのプレーなんだろうし、鎌田はポジトラ時のボールの預けどころとしての貢献度もすごいので、仕方がなかった1点としか言えないのでしょう。
・ベスト8という数字上の目標には届かなかったけれども、目標から逆算したプランをもって選手選考や戦術変更、そして情報戦まで行って、ドイツとスペインを倒し、クロアチアとサッカーでは引き分け、という結果はものすごい成果だったと思う。
・唯一プランを持って臨めなかったのがPK戦だったのかな…、というふうに見えた。もし失敗してもウオーってみんなで盛り上がって、キッカーやキーパーの心理的安全性が確保できる状態にすると勝ちやすいという知見*1があるのですが、今回の日本代表はそれとは真逆の状態だった。
Why Croatia's Josko Gvardiol is wearing a mask for the World Cup https://t.co/bgc53200Nl pic.twitter.com/sYFp37x3N8
— For The Win (@ForTheWin) 2022年12月5日
選手の質では日本代表は決して負けてない! と思っていたけれど、グバルディオルみたいな選手*2を見るとやっぱり人も一段違ったな、と感じさせられましたね…。
たまにロブレン選手のほうにボールがいったときは、「浅野行け! ロブレンなら勝てる!」と言って応援したんですが、今回はロブレン選手のパフォーマンスも最高だった。*3(とくに理由はないですがなんとなく)狙いどころみたいな雰囲気がふだんは出ている選手なのですが…。
ブラジルvs韓国 4-1
・先の試合のこともあり、また早々にブラジルが2点先行してしまったこともあり、なかなかちゃんとは見れませんでした…。*4
・ブラジルは強さを見せつけ、盛り上がりすぎることなく試合をうまくコントロールし、第3(控えの控え)ゴールキーパーまで試合に出場させて*5チームの団結力を高めた。*6得点後のセレブレーションもド派手で、チーム仲いいんだろうなと思わせる。サッカーをしていてすごく楽しそうな代表チームである。
・いっぽうで、テンションもメンバーも意図的に落としたからというのも重々わかるのだが、でも試合後半、あまりにも脅威度が減りすぎではないかとは思った。*7個とチーム力を両立させたいい軍団だけど、それは明確なシステムによるものではなく、むしろ集団としてのモチベーションの高さに因る部分が多いような雰囲気である。意図せざる形でモチベをくじかれるような状態になったとき、それをはねのける力までもがこのチームに備わっているのか、今後のトーナメントが楽しみです。まあ全部ノリノリのまま最後まで勝っちゃうのかもしれませんが。
Richarlison was there for his club team-mate Son Heung-min 🤗 pic.twitter.com/cYag6TZOen
— GOAL (@goal) 2022年12月6日
チームメイトであることを知っていればほほえましい写真だが、目が怖すぎるだろ。(追記:フレネミーというわけではなく、もともとそういう顔なだけです)