一晩寝たら希望的観測も生まれてきた

 

　ありましたね！　ワールドカップのグループステージの組み分け。

 

　日本はpot2のはずれ「ドイツ」を見事引き当て、スペインとドイツがひしめくきちきちのグループEを戦うことになりました。僕的には「終った」「敗戦国」「思い出作りをするしかない」という感想だったのですが、一晩明けると、「いや、でもいうほど悪くはないのではないか」という気持ちになってきた。

 

　そもそもなんですが、ワールドカップなんてどこと当たってもきつい。グループステージはこの上のリストのうち、各ポットから1か国ずつ選ばれて4×8グループが生まれる、という仕組み*1なのだけど、見て下さい。pot1とpot2なんてどこが来ても相当きついんですよ。

 

　pot1だと開催国なので優遇されているカタール以外*2はどこもめちゃくちゃ強く、当たりはずれというのはあまりない。pot2もメキシコとアメリカが一見一段劣るように見えるが、べつにふつうに強い。たしかにここからドイツを引いたのは大外れだが、期待値よりどれだけ下回ったかというとそれほどではない、という印象である。

 

　どちらにせよ、ワールドカップでのし上がっていくには1回くらいは身の丈より強い敵を倒さないといけない。下剋上ワンチャンの相手として見るならスペインとドイツは悪くない。

　日本はどの世代でも身体能力が高いアスリートアタッカーに踏みつぶされるイメージがあるが、ドイツやスペインにはそういう系統の選手はいない（サネくらいかな）。1発かませば、そのあとしのげる可能性はぜんぜんあると思う。

 

　あとあまりフォーカスが当たらないけれど、pot4に大陸間プレーオフ2（コスタリカvsニュージーランドの勝者）を引いたのはかなりましである。どちらも、……とくにコスタリカにはぜんぜん負けうるので安心はできないが、pot4のなかではまだやりがいのある相手だ。カメルーンやガーナ、エクアドル、カナダなどとくらべればめちゃくちゃOK。

 

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　とはいっても、そのときの出たところ勝負になることの多い日本代表。ふだんはそのスタンスは好きではないが、ワールドカップとなるとやはり応援せずにはいられない。いい目が出るよう、祈っていますわ！

*1:強豪国どうしが早い段階で潰しあわないためのシステムである。ほかにも近い地域の国があんまり当たりすぎないように、といった細かい配慮もある。

*2:しかもアジアの国どうしなので日本がカタールと同じ組に振り分けられる可能性はない。