愛してやまないポルノグラフィティのカップリング曲の話をしたい。シングルにおまけのようについている曲だけど、初期ではおまけだからこその尖りがあり、最近では尖りはないものの「これでいいんだよ」と安心できるクオリティがある。そんなカップリングならではの、ひとつ先のポルノグラフィティをご紹介できれば幸いだ。
1.Stand for one's wish
「リンク」のカップリング曲。僕がポルノグラフィティのカップリング曲を語るにあたって、絶対最初に語っておかなければならないのがこの「Stand for one's wish」という曲なんですよ。ファンの間でもとくに注目される曲じゃないんですけど、一方僕はこの曲が好きで好きで、なんらかのポルノグラフィティプレイリストを作るときは一曲目にこの曲を検討し、多くの場合採用している。
イントロの最初の音とかデジでとても良いし、Aメロのギターのフレーズとボーカルの重なりぐあいも良い。同様にギターとボーカルは、最後のサビのまえのやりあいもすてきだ。全体として抑制の感じがありながら曲としてはスピーディなのも個人的な趣味に合っている。
2.蝙蝠
「渦」のカップリング曲。みんなそうだと思うのですが、ポルノグラフィティのなかでも屈指で好きな曲が「蝙蝠」です。
はじめて聞いたのは、ロイヤルストレートフラッシュ*1のWOWOW再放送。そのころはアルバムもだいたい集めてて、「ポルノグラフィティ完全に理解したな笑」と思ってたころなのでこんなわけわからんいい曲がカップリングという未知の世界にあるんだって思ってやばかったよね。結果、シングルまで買い集めることになった。
いまのひとたちは幸いですよ。サブスクで簡単にアルバム曲でもカップリング曲でも聞けるんだから。そのときのカップリング曲の名曲のレア感ったら半端なかったすからね。アルバムならツタヤで100円で借りれるけど、古いシングルはないから、1000円払ってAmazonで買わないとですからね。中学生・高校生の1000円よ。
3.PRISON MANSION
「NaNaNa サマーガール」のカップリング曲。普通にカップリング曲目当てでシングルを後発で集めていくと後回しになる一枚だと思うけど、そこにも、ポルノグラフィティのキャリアのなかでも独自の、かなりいい曲が収録されているのが心憎さだ。
マンションにへんな住人が住んでいてロックだぜ!という内容の曲なのだけど、曲と詞に遊び心があってとても良い。それでいてスタジアムに映えそうなロックナンバーなのがとてつもない。