ためていたゴールドと、新カード発売記念で公式がたくさんくれるチケットを使ってガチャを回したところ、アクアンを1枚引くことができた。なにを隠そう、僕は、紙でデュエルマスターズを永遠に弟とやっていた時代からこのカード、「アクアン」が大好きだった。
場に出た瞬間にカードを5枚めくり(ソシャゲになるにあたって3枚に弱体化されているが、紙の時代は5枚だった。当たり前に強く、当然制限カードである)、光と闇のカードをすべて手札に加えたあと残りを墓地に捨てるという大味極まりないカードで、最初手に取ったときは、こんなに山札をぜいたくに使っていいのか?と怖くなるほどだった。
カードゲームの初心者は自分の山札が減っていくことに、はじめ本能的な恐怖を覚えるものだが、僕はこのカードのおかげで、山札は減れば減るほど強いということ(相手よりたくさんのカードを使って戦っているということになるため)、薄い山札を持って戦うということは快感ですらあるということに気づくことができた。
あと、それはそれとしてビジュアルも好きだった。なんかかわいいですよね。セリフもかわいい。「中立がいちばん儲かるのさ」だって。物語の序盤では愛敬あるマスコット面してるけど、中盤から終盤にかけて、立ち回りによって間接的に主人公サイドの重要人物の死を招くなどの展開を生んで読者のヘイトを買い続け、最終盤に圧倒的な悪の力を持つラスボスに裂き殺されそうな感じのキャラクター性をしている。
すぐに要らないカードを大量に破いてアクアンを追加で3枚生成した*1。アクアンだけではどうしようもないので、たまたま持っていたバロムとクエイクスを投入した。あまりちゃんとした調整はしていないのだけど、カードパワーだけでそこそこ勝てる。
とてもポピュラーなタイプのデッキであり、とくにアピールするところもないのだが、唯一ちょっと珍しいのは、進化元デーモン・コマンドに場をコントロールできるデスモーリーではなく、アタッカーのヴァジュナやダークモルダーを採用しているところでしょうか。積極的な理由はとくになく、デスモーリーを1枚も持っていないからそうしているだけなのだけど、リーフ系統のデッキと刺し合いをしているときはアタッカーの力に助けられることもある。デスモーリー入れたほうがたぶん強いような気はするが。