好き。めちゃくちゃいい言葉だったのに変わってしまった

 

 子供のころやった「デュエル・マスターズ」のwikiを最近読んでいた。カードゲームが代を重ねるにつれて、いろいろなカードが増えていき、ゲームに新たな処理が生まれ、それまではアバウトでもよかったルールの隙間が厳密に埋まっていく、……最終的にはメインターゲット(のはず)の子供にはなかなか理解できないような高度な概念を含む複雑な体系になっていく、というのが好きで、最近のカードを知っているとかにかかわらず面白く読めちゃうんですよね。

 

 そのなかでも、高度だけど、なんとか子供向けにもとっつきやすいように……、と苦労した跡の見える「どこでもないゾーン」という名前を持つデュエマの概念が好きで、このページはかなり「いいなあ」と思いながら読んだものである。

 

デュエル・マスターズにおいて、カードを使う時、またはカードがゾーンを移動する時になる状況。

すべてのカードは、ゾーン間をカードが移動するときに、それらのカード自身が自身や別のカードの効果の影響を受けないようにするため、その処理が終了するまでの間そのカードはどこでもないゾーンに存在させておく。

カードが移動する際、この状態かどうかはカードの能力で参照されない。
・例えば《デュエマの鬼!キクチ師範代》がいる時に《聖霊左神ジャスティス》の能力で山札から呪文を唱える場合、呪文のプレイによってその呪文は保留状態となるが、この移動は《キクチ師範代》の置換効果が適用されない。呪文が解決され墓地に置く時に、ここではじめてその呪文は「山札から墓地へ移動している」とみなされ、《キクチ師範代》の置換効果が適用される。
・《封鎖の誓い 玄渦》によってカードが墓地から離れない状態でも、《龍素記号Sr スペルサイクリカ》の能力で墓地から呪文を唱えることができる。しかし、《スペルサイクリカ》の「墓地から唱えた呪文を別のゾーンに移動させる」効果は発生せずに、墓地に置かれたままになる。

特定のゾーンから保留状態となった後に、再びそのゾーンに戻ってきた場合、『そのゾーンを離れたことにはならない』が『そのゾーンに置かれたことにはなる』という特殊な挙動になる時期があった。現在では消滅。

 いいなあ。🤗

 

 いいなあ。これについていつかブログに書き残しておこう、……と思って1か月がたったのだが、なんとその間に「どこでもないゾーン」がルール改定によって名前が変更、過去のものになってしまった。かわりに「保留状態」というかなり普通のワードになってしまいちょっと残念である。

 

 「どこでもないゾーン」もし死後があるなら死後に絶対行きたい場所だったのに……。*1

 

*1:逆に「保留状態」には死後絶対に行きたくない。