20人くらい

 

 インターネットのだれでも見れる場所で、とくにほかからなんのつながりも持ちこまず、作ったものを公開するということをしていると、だいたい20人くらいが足を止めてくれる、……という体感がある。

 

 7年くらいまえにインターネットのべつの場所で、ちょっとしたお話を何個か作ってだれでも読める状態にしておいたときにも、最初に足を止めてくれたのはだいたい20人くらいだった。

 それからべつの場所・形式のものに移ったときにも20人くらいだったし、その次も20人くらいだった。このブログも、……まあこのブログは僕のオフラインの友人は知ることのできる形ではじめたので、ちょっと条件は違うのだけど、ただそれを踏まえても、はじめてからしばらくたったあともまだ興味を持って見てくれていたのは20人くらいだったように思う。

 

 続けていけばちょっとずつ増えていくが、離脱していく人も増える。だいたい100人くらいで、inとoutが平衡して人数としては変わらなくなる。

 

 20人から100人。……むなしくなるほど少なくもなく、かといって、考慮しなければいけないほど多くもない。とてもちょうどいい人数に収まるようになっているのかもしれないなあ、などということを思う。

 

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 ただ、ある時点でスライスしたときの人数はそれくらいでも、時間が経ってくるとけっこう深みも生まれてくるんだな、と思うことが最近あった。

 「昔の○○というところであなたの作品に○○という感想を送った○○です。定期的に作品を読み直してしまうほどあなたの作品には魅力が詰まっているということを伝えたい一心で連絡しました。これからもどうか創作を続けて下さい」といった内容の匿名のメッセージを受け取ったのである。

 

 僕自身は僕が作ったものは大体好きなので、けっこう定期的に読みかえすのだけど、おなじことをしている僕ではない人がいる可能性については、「いや~、まあいてもおかしくはないけど、ぜんぜんいないこともあるだろうな」と判断を保留していたので、ちょっとびっくりしてしまった。ありがたいことです。

 

 同時に、メッセージまでいただいてしまったので……、と思い、おそらくこれで伝わるだろう、という方法*1で、僕の作ったものが置かれているべつの場所をお知らせした。

 おなじように気に入ってくれるかは不明だが、まあ、これがこちらの尽くせる最大限の礼なのではないでしょうか。

 

 「よりもい」については、また明日に。

*1:受け取ったのは双方向性のない匿名のメッセージだったので、返信にはちょっと工夫が要った。