今日は0時から24時まで24時間なにも食べなかった。もちろん怠けたのではなく、昨日はたくさんご飯を食べたので今日は食事をさぼろうと決めてさぼったので、これは怠けたうちには入らないでしょう。
お腹を空かしながら寝ていると、韓国のプロサッカーリーグ(Kリーグ)が開幕し、その記念に試合を全世界に中継する、という噂を風に(Twitterで)聞いたので起きて見てみることにした。全北現代というチームと水原三星というチームの試合で、ACLではよく見かける名前である。
見はじめたのは後半からで、そこまでエキサイティングな試合ではなかったのだけれど、キム・ボギョンとかキム・ミヌといったむかしJリーグでも活躍していた選手を久々に見れたのはうれしかったし、そもそもボールが蹴られてポーンとはねて転がったり、異なる二つの色の服を着た人が走ったりジャンプしたりしているのを観れただけでも楽しかった。
やはり、こういう置物を永遠に見ることができるのとおなじ種類の良さがサッカーにはある。
それでDAZNを開いてみたところ、過去の名試合をフルマッチでいろいろ配信していた。サッカーというのは一度見なくなるともうあまり見たくなくなるのだけど(置物とおなじである)一度見てしまうと続けてみたくなってしまうという性質がある。ひさびさに見てみるか、と思ってこの試合をチョイスした。
17/18シーズンUCLラウンド16、バルセロナvsパリ・サン=ジェルマン。僕は当時海外サッカーをまったく見ていなかったが、それでもそういう試合があったということを音に(Twitterで)聞いていた試合である。サッカー好きなら、ああ、あれか、となるような奇跡の大逆転劇。
「カンプ・ノウの奇跡」という名前でWikipediaに単独ページもあるみたいだが、もうじき消されるようだ。
スコアと最終的な勝者は知っていたが、試合の流れについてはなんの知識もなかったので楽しんで見れた。もっとずっと勝者側に「いける!」ムードが流れているのかと思ったら、案外そうでもない。というか最後の10分あんな感じだったのか。とてもすごい試合だ。
個人的に印象に残ったのはPSG所属のムニエ。一回だけ痛恨のファウルをしてしまうが、それ以外は難敵ネイマール相手に最善のプレーをしていたように思うし、前線をサポートする動きも良かった。途中交代があって、ムニエのポジションは最終的に(現トッテナムの)オーリエが務めることになったのだが、いまとだいたいおなじようなプレーをしていて、なんで数年前のべつのチームのプレーを見てまでがっかりさせられないといけないんだ…、と思った。