3試合見た

 

 どとうの週末となり、心身のコンディションがあまりよくなかったのだが、それでも途中横になったりしながらなんとか3試合見ました。

 

札幌vs浦和

 今日も札幌は「ミシャ式も遠い昔の言葉になったな」という感じの4バック気味のシステムで試合に入る。プレーは堅実で、こういう固い札幌を見てみたいなあと昔のドカドカサッカーのときには思ったような気もするのだが、いざなってみると寂しさもありますね。

 とりあえずチャンスは全然作れず、一応昔はあった、ボールを前進させる仕組みみたいなものも見られなくなってしまった。たまたま押し込んだタイミングでは、大外を回ってきてクロスだったり、ポケットを突破しようとしたりと、名残みたいな動きは散見されたが、まあもともと攻撃的だったころもそこの精度は課題点でしたからね…。

 そろそろテコ入れが入ると思うのが、どういうやり方にしたら光が見えてくるのかもまったくわからない。とりあえず、見る側の覚悟だけはできているという感じである。

 

トッテナムvsアストン・ヴィラ

 4位を争う直接対決。ホームでの試合で、マッティ・キャッシュがベンタンクールにデスタックルをかましたこともあり、ファンの間では若干の因縁ができていたカードである。試合も荒れ模様であったが、サッカーとしては大勝したといっていいのではないでしょうか。

 ここ最近はビスマやマディソンなどの、ポゼッションの心臓部分を担う選手の状態がそこまで良くないというネガティブ要素があるのだが、だからこそというのかそれを補うべくというのか、まえのパレス戦もそうだったと思うのだけど、チームとして受けに回る時間と、攻めに行ってつぶす時間をうまく使い分ける、効果的な大人のサッカーができている感じがしてすごくうれしいです。

 どのゴールもいいゴールだったけど、1点目のマディソンのあのしなやかなサールのクロス、2点目のブレナン・ジョンソンの地味うま*1シュート、美しかったな。

 

リヴァプールvsマンチェスター・シティ

 こういうこと言ったらほかのリーグのファンに怒られるかもだけど、プレミアリーグのみならず、世界のすべてのサッカーの中で現状いちばんビッグと言えるのがこのカードじゃないでしょうか。「ペップvsクロップ、プレミアでは最後の対決か?」というメモリアルなあおり*2もあり、注目度もいやおうなく高まっていた。

 そして期待値にたがわないスペクタクルなサッカー・ショーだったのですが、このカードなんかすごいいい試合するんだけど得点はなんか、あ?そっから決まるの?みたいなしょぼめのものが多い気がする。感覚ですが……。

 ドクのPKがとられていたら、もっとその感覚が確信よりに近づいたと思うので、あれはスルーで良かったことだったのかもしれない。

*1:DFのプレッシャーをはねのけ、キーパーにも当てない位置に蹴った。

*2:まあふたを開ければFAでもふつうに当たってそうだが。