SASUKE*1 2023を見ました。感想です。
長野塊王
正直前回の落ち方が、落ちる場所もそうですけど落ちるときになんかあきらめたような表情をしていたのが印象的で、ひょっとしたらこの子はサスケなんて心からやりたいわけではないのに、でも親が親だしテレビも持ち上げてるしでしゃーなしで形だけやってる、……くらいのモチベーションなのかなと思っちゃってました。そしてそれはかなり不幸なことだなと。
なので、まったくこの選手がクリアするとは思ってなかった*2のですが、見てるときはヒヤヒヤしたけど終わってみれば盤石の展開*3でゴールのボタンを押すことに。見事最年少1stステージクリア者となりました。
これから長く*4、彼の活躍を見ることになるのだと思います。楽しみだ…。
パルクール 佐藤惇
あまりにもそつなくクリアするので毎回オンエアではカットされる、というのが定番のいじりネタだった佐藤惇なんですが、今年はとんでもない方法で、でもされてみればなんでこれまで40回のSASUKEでなんでこれが試みられてこなかったんだろう、という気もする、シンプルでスマートな方法で、みごとフル尺オンエアされましたね! 今回のSASUKEでいちばんカッコよかったのは彼なのではないでしょうか。
オンエア問題だけではなく、一部のつよつよ選手には1stステージが消化試合になっている、とか、そもそもSASUKEってそのために練習して挑むものじゃなくてふだん自分の仕事をしている人がそこで磨いた体力やスキルを使って挑むものじゃないの?という問題に対してもひとつのアンサーになったと思う。
41回という節目に、競技自体に新しい発想をもたらした、今大会のMVPと言ってもいいのではないでしょうか。
サスケ愛。サスケ愛。サスケ愛。
肉離れのけがを負った状態で、でもスタートラインに立ちたいと思ってその場所に立った樽美酒研二選手。実際のチャレンジもそうですが、……そう三度繰り返した実況も、それ以外ないという言葉で、とても感動した。
SASUKE実況完コピ界隈*5にとっては、「闇夜に山田ひとりぼっち」や「完全制覇という忘れ物を取りにいく45秒」などといった過去のものに並ぶ、新しいスタンダードナンバーとなりましたねきっと。
スイングエッジ改良
これは小ネタなのですが、スイングエッジが改良されていて、身長高い選手が足伸ばしても当たらないようになっていました*6ね。おお~となったのと同時に、レネ・キャスリーがせっかく足場削ったのに後ろのサイドワインダーに足当ててて笑いました。
BURST
すごかった~。森本が落ちたことで現状人類には無理ということがわかったわけですが…、てかあまりにも森本裕介がアクシデント以外で落ちる気配がないので忘れてたけど、SASUKEってやっぱりこれくらいの絶望感があるものだったよな~、と再確認である。
作るのも難しそうだし、本番とおなじ仕様に近づけるのはむずそう。……しばらくは本当にそのときやり切れた1人か、あるいは0人だけがFINALに進むという感じになりそう。
楽しみです。つぎのSASUKEも。