最近登録してよく見ているチャンネルがふたつとも言語系だったため、紹介します。
ひとつ目がこちら、「Kevin's English Room / 掛山ケビ志郎」である。性格がゆがんでいるので、こういう、「海外から見ると日本は~」みたいなコンテンツはすべて浅いし、僕が楽しめるようなものではないと決めてかかっていたのですが、とあるきっかけから好感を持って、のぞき始めたところ、ふつうに面白かった。「海外から見ると日本は~」、みんな興味ある、黄金コンテンツですから…。
1週間フランスの食事だけで生活してみたらめちゃくちゃツラかったwww
ただ単に海外ネタをやっているから好き、……というわけではもちろんなく、三人で生み出している空気感もとてもよくてそこが好きでした。伝わらない言いかたになってしまうのだが、クラスにいたよね、この系統の男子グループ、そして個人的には仲良くなりたいなと思ってもいたのだがなかなかうまくこの感じのひとらとは知り合えなかった、……でも友達だったら面白くていいやつだったんだろうな、みたいな。
真ん中にいるケビンがアメリカ力で自然とリーダーシップをとってはいるが、基本的にはみんな穏やかで、またそのいい空気感に沿った三人の役割分担みたいなのがあり、話を聞いていてとても心地よい。
大人になったらまた別だろうけど、このフィールは高校ぐらいだとなんか勘違いしたやかましいやつが入ってくると、台無しになっちゃうんだよな。そしてそのやかましいやつというのが俺だった…、と思い出し自己嫌悪になることもこのチャンネルを見ているとしばしばである。
YouTube内でも結構でかいコンテンツなので、このような大きさを生かした企画などもある。動画もけっこうな数あるので、ゆっくり時間をかけてさかのぼっていきたいと思います。
もうひとつがこちら「言語の部屋」である。おそらく言語学専攻の大学院生がやっているチャンネルで、言語にまつわるお話をアカデミックに紹介している。
サムネイル一覧はこんな感じ。まだ若いチャンネルで、……実写だったりそうじゃなかったり、またプレゼンのしかたや編集のしかたなどもコロコロ変えていて、自分にとって数字にとっての最適を探している感じがあるのが志が見えていい。
……とわき道から話してしまったのですが、このチャンネル、喋りが聞きやすくて、またそれぞれの回のお話の構成や引きかた、まとめかたが非常に上手いのがいいですね。内容も非常に興味深いが、その興味をつなぎとめて離さないナラティブ能力がある。
面白いことをしゃべるということと、口さがないことを言う・大げさに話す・過剰な表現を使うあたりのことの区別がついていない発信者はYouTubeにはけっこういるものですが、だからこそ、こちらのように節度をもった語り口で、でもウィットを効かせて良くないことは良くないと伝える、……な動画を見たときの喜びは増すというものである。オチも非常に良くて内容とあわせて見て良かったな~と思いました。
いや~、この動画も面白かった。し、グッズを発売したり、コミュニティがあったりと、こういう系では珍しく商売っ気があるのも逆に面白くてなかなか好印象である。おすすめチャンネルです!