今日髪を乾かしていてふと思ったのですが、髪ってなんか毛先のほうが根もとより乾きにくくないか?
ロン毛生活ももう2年近くになり、ふろ上がりにTシャツの背中が乾かし残しの水分でぬれてる、……みたいなちょっとした不快感もそういうもんだと気にしなくなってけっこう経つのですが、ついに根本的な部分に疑問を抱いた。なぜ根元はまあまあ乾いているのにいつも毛先は濡れているんだ?と。
冷静に考えればおかしいような気がする。髪が密集している根もとや中腹に比べて、毛先は髪の絶対量が少ない。つまり、1本当たりのドライヤーの熱&風が当たる効率も毛先のほうがいいはずなので、むしろ根元より簡単に乾くのが当然のはずである。
ただ実際は違う。毛先が乾いていて根元はいまいち…、みたいなことはこれまで一度もなかった。ですので、上の推論は何かが間違っているということになる。いくつかその理由を考えてみた。
先が乾きにくい理由1:ドライヤーがちゃんと当たってない
まず考えたのはこれ。さっきは毛先のほうがドライヤー効率がいいと言ったが、それは嘘で、ふつうにドライヤーをかけていると毛先にはあんまり当たっていないのではないか。
毛先は細いので、ドライヤーの温風(今思うとかなりHit範囲は狭いような気がする)、あれ当たっているように見えてほとんどの時間で外れている可能性がある。根元なら一面髪なので、どこかには当たっていてそこは乾くのだが、毛先を外したらそこは虚空である。それに、毛先は軽いので、風が当たるとふわっとなびき、温風のスイートスポットをすぐに躱してしまう。……よって、意外とドライヤーは毛先に当たっておらず、だから乾かない。というのが第一の説である。
先が乾きにくい理由2:ドライヤーをそもそもそんなにかけていない
毛先にも頭のほうにも、同じような時間だけドライヤーをかけている。……というのがこれまでの大前提だったが、これ違うのかも。ふだんドライヤーをかけるときは鏡を見つめながら無心でやっているので意識していないのだが、やはりドライヤーのメインは頭をカシャカシャしながら温風を当てているときで、毛先をサワサワしながらドライヤーを当てる時間というのは、わりとメインに対するデザートくらいの割合しかないような気もする。
もちろん人生の中では髪短い時期のほうが圧倒的に長いので、どうもやっぱり、毛先をデリケートに乾かす、という仕草が自分の中に浸透していない気もするんですよね。この可能性を検証するためにも、今度からは頭の中で時間を数えながら平等に乾かしていきたいなと思います。
先が乾きにくい理由3:重力で水滴が落ちるので、そもそも毛先のほうがより濡れている
これは思いついてみて、なるほどたしかに盲点だったな、と思った。ドライヤーのあとも毛先が濡れているのは、そもそも毛先のほうが構造上濡れたままでいやすいからなのである。
髪の毛はふつうワックスでバリ立てない限り下に向かって流れているものである。なので、お風呂に入ったり、お風呂上りに時間を過ごしていると、自然に水分は髪の上のや中腹から、毛先に向かって流れていくんですよね。なので、髪を乾かすときにはそもそも毛先のほうが濡れているのである。必然的に、乾き残しも増えていく。
また、ドライヤー後も、完全に髪が乾ききっているのでない場合はすこし水分が髪に残っているわけで、これがすこしずつ根元へと下がってくる。よって毛先は、ドライヤーで乾かしたと思っても、上のほうからちょっとずつ水分が降りてくるので、「なんか乾いてないな~」という感じになってしまう。
これもけっこうありそうである。
仮説が出そろったのでAIにも聞いてみたところ、結果はこのようになった。
お風呂上り、ドライヤーで髪を乾かしても、毛先がなかなか乾きません ... - Yahoo!知恵袋
また、Yahoo!知恵袋ではこのような回答が見つかった。
直接の回答にはなっていないが、中②の女子からのこのような声も。
いろいろ知見が得られたので、明日からは髪の先までしっかりと乾かすことができるよう、頑張っていきたいと思った。*1