最近の胸キュン音楽、音速ライン

 

 音速ラインの楽曲をよく聞いている。名前は聞いたことあるグループだったけど、聞いたのは直近が初めて。最初に聴いて「いいなあ😋」と思ったのがこの曲です。

 

 「流星ライン」。Aメロ~Bメロ~サビ~繰り返し~Cメロ~大サビといったJ-Rockの基本の構成から多くの部分をそぎ落としたミニマルなつくりなのだが、それでもフルサイズを聞いたような満足感のある曲である。

 こういうメロディーを聴かせることに特化したボーカルがある曲、好きなんですよね。特徴的なリズムに合わせることや、声や歌唱技術を見せることを意識する最近のメインストリームとはちょっと違うと思うのですが、引っ掛かりがなくて、ほかのことをしているときでもさらっと口ずさんで重ねられちゃう、っていうのもいいことだと個人的には思っています。

 

 こちらは「真昼の月」。この曲もメロディーが素敵ですね……。サビのときのバックトラックの盛り上げかた、……疾走感と言っちゃうと中学生や高校生の頃を思い出しますが、そういえばこんな曲を聴いて育ってきた。

 同世代の知名度がそんなにあるグループではないと思います*1が、いろいろな人の、すくなくとも「嫌いではないな」のポジションには収まれる楽曲たちじゃないかと思うのですが、どうでしょうか。聞いてみてね!

 

 「逢いたい」についても語らないと嘘になっちゃいますね。もうほんとはこんなまっすぐエモエモ胸キュン純情ラブソングなんて聞いている歳ではないのだが、しかしこれは、普遍性と力を持ってるよ…。

 サビ前の盛り上げと、それを受けたサビの入り、そしてそのあとサビが終わっていくまで、メロディーがずっとずっといい仕事をしている。曲を流しはじめた瞬間からサビを聞くのが楽しみになっている。これがやっぱりいちばんシンプルで圧倒的な音楽の楽しみではないでしょうか。

 

 何曲か視聴してみて「いいな😋」と思った人向けにthis isプレイリストもおいておきます。この人たち、期待は裏切りませんよ。

 

 さいごにちょっとコミカル寄りの曲「ウーロンハイ」を流して今夜はおしまい。盆踊りの囃子詞みたいに独特の節をつけて「ウーロンハイ ウーロンハイ」と歌い、歌詞の内容はしょうもないそのもの。でもメロディーは相変わらずよく、曲全体の雰囲気も妙な愛嬌があって、好きです。

 

*1:というかどういう世代のどういうシーンにいた人たちで、どういう人が聞いていたのかよくわからない。