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 ……そろそろ行くか。と思って高知県徳島県に行ってきました。いまが安いからとかそういった卑俗な理由じゃないですよ。自分のタイミングがたまたまいまだったんです。

 

 旅の全ルートはこんな感じ。まず飛行機で高知竜馬空港に行き、そのままバスで高知市内へ。その後四万十市中村まで電車で行き、そこからバスで足摺岬を目指す。足摺岬から戻ってきたら宿毛へ。そのあと宿毛から高知市内へ戻り、そこから電車に乗って(途中大歩危で一泊しつつ)徳島を目指す。

 徳島からは淡路島経由で本州に戻り、そのあとちょっとだけ和歌山に寄り道をしてから新大阪から新幹線で帰宅する。

 

 いろいろ選択肢はあったけれど、今回は高知と徳島をひたすら移動するということを目標にした。移動以外にとくに目的らしい目的がない純粋旅である。なぜ高知と徳島なのかというと、この2県には人生でまだ踏み入ったことがなかったから。

 これで人生で行ったことがある都道府県は44県になり、クリアまであと3県になりました。……スコア42になってから3年くらいたってしまっていましたが、久々にこれの進捗を生めたことがまずうれしい。

 

https://www.amazon.co.jp/dp/4907259026

・単行本「足摺り水族館」のあらまし

単行本「足摺り水族館」は、2010年と2011年にそれぞれ私家版として発行された「足摺り水族館」及び「ASOVACE」という本をもとに、一般流通向けに再編集したものです。「ASOVACE」はpanpanyaがそれまでに描いた短編漫画作品を一冊に纏めたもので、総ページ数300ページ以上を藁半紙にコピー、和綴じで自家製本されています。また私家版「足摺り水族館」は「一冊の本をして水族館感を体現させる」というコンセプトのもと制作され、これもひとつひとつ表紙を特殊加工し、手作りしています。
今回作品を纏め直すにあたり、他の漫画短編作品と性格の異なる「足摺り水族館」をどう扱い、作品集に統合するかという点で特に難儀しました。最終的に「足摺り水族館」を核とし、その一冊の作品の中に各短編を織り込むという考え方でpanpanya自ら設計編集することで「足摺り水族館」の意趣を損なわず統合し作品集とすることに成功しています。
今回発行される単行本版「足摺り水族館」では活動初期からのpanpanyaの漫画作品を集成するとともに、一冊の本を固有の作品として製本し発行するpanpanyaの活動を、より広く手軽な量産品の形態に落とし込んで紹介するものです。

 あとは足摺岬に行けたことがうれしかったなあ。僕にとって「足摺」で思い浮かぶものって「足摺り水族館」なんですが、絶対フィクションで実在しないだろと思っていた足摺水族館が実際にあったのにはワロてしまった。