KAƵMAさんのかっこよかったところTOP4!

 

 アメトーーク!の「しずる池田大好き芸人」がとても面白かった。しずるのKAƵMAさんが好きな芸人が集まって、あんまり注目されてないけどすごく面白くてすごく尊敬できる人なんですよこのひと!と語る回である。

 

 「あんまり注目されてないけどすごく面白くてすごく尊敬できる人なんですよ!」と、テレビですでに確実な地位を築いている芸人仲間(ピース又吉品川庄司品川、チョコレートプラネット、さらば青春の光森田、狩野英孝など)から言われた状態で出てくるってきっと大変なことなのだろうけど、それをものともせず出てきて、しかもめちゃくちゃ面白かった。

 

KAƵMAさんのかっこよかったところ第4位:広瀬すずとの絡み

 津田梅子ドラマを宣伝しに来た広瀬すずとちょっとしたミニコントをやる流れがあるんだけど、これが完璧だった。KAƵMAさん失敗したら「こんなことさせたらだめでしょ…」みたいな悪い空気になるようなネタを、けどされてみたら「めっちゃ面白いしすごくいい!」となるようなふうにやっていて、すごい。面白いし、かっこいいし、尊敬までいってしまう。

 

KAƵMAさんのかっこよかったところ第3位:正体を隠してやっている5つのYouTubeチャンネル

 この辺の話をやるのはこのアメトーーク!のクライマックス。「誰にも知られないところで、なんの得にもならないのに、でも面白いことを勝手にやっている、逆張り精神」というKAƵMAさんの美点が、たてつづけに登壇者の口からあかされていって、カタルシスをおぼえた。

 ひとつひとつの流れも面白い。とくにアイコンが有刺鉄線だったところは1回目泣くくらい笑った。気づきにくいおもしろポイントがたくさんあるので、やっぱりKAƵMAさんのことが好きな芸人にここまで囲まれてる、ってシチュエーションがこの上なかったと思うんですよね。

 

KAƵMAさんのかっこよかったところ第2位:闇営業のときに受けたグッディのインタビューで10分間無言だった

 この番組のすべての流れの成功を決定づけたのは、冒頭このインタビューから入ったことだろう。「闇営業のときに受けたグッディのインタビューで10分間無言」というめちゃくちゃコンテクストの高いボケを、芸人たちが大絶賛することで、(芸人たちがてきとうに仲間を持ち上げて内輪乗りではしゃいでるんじゃなくて)「あ、本当に面白くて評価されている『KAƵMAさん』というひとがいて、いままでこの才能を知らなかったのは、遅れていたのは僕ら視聴者のほうなんだ」とわからせられるというか、この番組を観るスタンスが固まるというか。

 

KAƵMAさんのかっこよかったところ第1位:しずるというコンビのいびつな関係性

村上がウケたときに喜べないんすよ。

 このKAƵMAさんのちょっと困った部分があらわになる(でもめちゃくちゃ面白い)セクションがあることで、KAƵMAさんのありようが立体的になる。面白くて、すごくて、独特の美学がある、――という凄ポイントだけではなく、ちょっと困ったかわいい部分もあるんだなあ……、と。

 はじめて見たとき*1ため息が出た。

 

 ほかにも、NSC時代のひとりコントを振るときに、ネタバレにならないよう頑張るライス関町とか、KAƵMAさんの広瀬すずへのさらなる無茶ぶりにたいして最高に気持ちいい間合いで突っ込む陣内智則とか、KAƵMAさんのチャンネルを登録している囲碁将棋根建とコマンダンテ石井とさらば森田という良いメンツとか、好きな部分はたくさんあります。

 

 しずるのKAƵMAさん、最高だった。

*1:もう何回もこの番組を見ている。