こちらの記事では朝まで「モンスター大図鑑」で遊んだような雰囲気を出していたが、実はそうではなく、終盤は「スライムもりもり」というゲームのRTAを流していた。
こちらの動画ですね。
プレイヤーキャラのスライムを操作する、こんな感じのアクションアドベンチャーゲーム。その場で踏ん張る、ばねみたいに伸びて体当たりしながら移動する、ジャンプしてふわふわする、物を背負って投げる、……くらいのアクションしかない*1のだけど、そのひとつひとつがとてもかわいいんですよね。
効果音もかわいくて、スライムならこういう動きで画面を駆け回りそう!というのが楽しく表現されている。……ゲーム界ではどんな評価がされているのかは分かりませんが、いま思うとこれ、かなりの良ゲームだったのでは?
……とにかく、個人的最萌えポイントをいくつか並べてみますね。
ここの浮いているももんじゃがかわいい。冒険の終盤にはこういう、床に扇風機があるギミックステージが出てきて、敵キャラが浮いていることがある。無害なのでほおっておけばいいのだが、かわいいのであえてぶつかってキュートアグレッションしたくなってしまう。
ロープを上るスライム。ここに限らず、いろいろなところで「スライムがこのアクションしたらこんな感じになるんだろうな~」というのが小憎く作りこまれていて、プレイしていて気持ちいい。
ぱっと思い出せるのだと、あとは、忍者スライムたちに会いに行く隠し扉の通り抜けかたとかも良かったですよね。一回壁にぺたーってくっついて、その後しびれる一拍が空いて壁が回るんですよ。
ボスキャラたちも裏ボスまで愛嬌があってとてもいい。先にモエールを倒せばヒエールがとてもかわいそうなことになる「モエール&ヒエール」戦だったり、処理落ちをいとわずに細かいコウモリのあいだを体当たりで潜り抜ける気持ちよさをプレイヤーに提供してくれる「バットン」戦など、ベストバウトは多々あるのだけど、今回は「ロードン」戦をピックアップしたい。
水の上だとこのカメ*2にダメージを与える手段がスライムからはないんだけど、……そのときにまさかこんな展開になって勝てるなんて。いま思い出しても面白いし胸が熱くなる。
ほかにもおまけ要素がとても好きだった。スライムでサッカーをする「スッカー」とか100回やったからな。
……大戦車や海賊船が出てくるシリーズ続編のほうがゲームとしての構造は増えていると思うのだけど、それ以前に、スライムを操って冒険する手触りや体験をデザインした初代「スラもり」! 絶対いいゲームだったよね!