休肝日に 「ドラクエ大辞典」読みがち

 

 こんばんは。休肝日の夜ですね。

 

 僕はそういう中毒者なので、暇なときには目的のないインターネットをしているのだが、そのときによく見るサイトがこちら。匿名掲示板発祥の、有志であればだれでも編集できるよ~という事典サイトであり、スライムとかから外伝作品に出てくるちょいアイテムとかまで、ものすごい量の項目が日々作成・加筆されている。

 調べものをするときにも役に立つのだが、単純に読み物としてもとても面白い。

 

 たとえば「サマルトリアの王子」のページだったらこんな感じ。「再評価の動き」の項目とか、読みた過ぎてわくわくしますよね。

 

 ……読んでみたら、4000文字もかけてサマルトリア王子が擁護されていてエモかった。ワンテーマの1サブ見出しでこの熱量ですからね。ドラクエ2、いまでも2次創作見るし、愛されてるゲームだ。

 

 サマルトリア王子ほど主要ではないが、1個か2個語るべきポイントがある項目、について見ていくのも好きです。ドラクエ6には経験値を得ずに職業熟練度を稼ぐ手段がデビットしかないので、「低レベルボス攻略」を極めるプレイヤーはデビット戦を何回も周回する、……という話まじで可哀そうすぎて好きなんだよな。

 やりこみプレイヤーも主人公パーティーもデビットも全員が損している。

 

しかしキーファ曰く、実際に会って話してみるとすごくいい感じの人らしく、この老人のことを結構気に入っている。古い本に興味があり、普段は汗牛充棟の地下室で本を読んでいる事が多い。

若い頃はキーファのように外の世界の存在を信じ東奔西走し、ついには石版の秘密にも気付いたらしいのだが、それを快く思わなかった先代の王(キーファの祖父)に石版を取り上げられ、失意のうちに現在のようなミザントロープと化したらしい。

 あとやっぱり好きなのはDQ7に出てくる崖っぷちじいさんのページ。「汗牛充棟」「ミザントロープ」とかいう語彙を使いこなしてドラクエ大辞典を書いているの快挙すぎる。

 

 調べてみたら好きすぎて昔1回ツイートもしていましたね。本当にこの語彙は衝撃的で忘れられない。俺もこのあと「汗牛充棟」「ミザントロープ」を使って行こうと思ってたけど、使う機会一回も無い。

 

 ちょっと残念なのは、他の外伝シリーズに比べて「スラもり」の項目が弱いところ。スラもりをやりこんでいて愛と知識(あとあればでいいけど語彙力)がある執筆者、まじで来てほしい……! スラもりの厚くて熱い記述、つぎの休肝日に絶対読みたいです。