SHIBUYA全感覚祭-Human Rebelion-

 

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 渋谷で開催された全感覚祭に行ってきた。本当は印旛日本医大駅の近くで開催されるはずだったのだが、強力な台風の直撃を受けて中止になり、その直後渋谷のいくつかのライブハウスで開催される回遊型のイベントとして生まれ変わった。エントランス・フードフリーという理念もそのままだ。理念についてはこちらにくわしい。

 

GEZAN

 僕も世間の平均よりはけっこう音楽を聴いているほうだと思うのだけど、やっぱり音楽というのは広大なシーンで、守備範囲をすこし離れるとぜんぜんわからなくなる。今回の出演バンドも、ミツメだけはぎりぎり聞いたことがあったけどそれ以外は全員名前すらわからなかった。

 

 そんな状態で初聞きだったけどGEZAN良かった。なんか最初はドラえもんみたいな声で歌うバンドだなあって印象だったけど、慣れてくるとこれでないととしか思えなくなりますね。

 

killie

 ハードコア。しかもハードコアのなかでもかなりハードなほうのハードコア。本当に音がでかい。

 

 僕は人生であまり、音楽に限らずハードでコアなものには触れてこず、どちらかというとハイカルチャー寄りの趣味を持っていて、こういった音楽には「敬して遠ざける」という態度を取っていたのですが、とつぜんそのさなかに放り込まれて。

 

 良いとか悪いとかは判断できない。自分のなかに使える物差しがない。ただ、新しい経験に圧倒されていた。衝撃的。

 

やっほー

 ピコピコ寄りのサウンドをDJが流し、それに沿ってやっほーさんが客に絡みまくる。意味不明に長いシールドをうねらせて客の腰にタックルを入れたあと、客に普通に負けて「強え…」と言ってステージに戻っていったときには爆笑したけれど、この笑いは人間が理解のできないものに直面したときに漏らしてしまう本能的な防御の笑いだった。

 同行人はやっほーさんにカバンをパクられていた。たぶん、これは音楽とかそういうことではないと思う。

 

ミツメ

 こちらは僕の趣味で、同行人にとっては新しい世界だったようでした。比較的知っていたというだけで、僕はミツメの良いリスナーではなく、良さが良くわからない曲もたくさんあるのですが、逆にとっても好きな曲もあって、たとえば「エスパー」は本当に世界的な名曲だと思う。

 

 

 

FOOD

 おいしかったです。とくにカレーがすごかった……。そしてカレーについていたマッシュポテト。ジャガイモってめっちゃおいしいんですね。