ひみつ道具ドラフト会議 さらに考える

 

 すこしまえに、欲しいひみつ道具についてドラフト会議形式で考えた。

 

1位:石ころ帽子

2位:入りこみ鏡

3位:通りぬけフープ

4位:いつでも日記

育成枠:スリルブーメラン

 前回考えた指名順はこのとおりである。しかしこれはドラフト会議なので、指名した道具がそのままもらえると想定することはできない。甘すぎる。もうすこしシビアに行くのであれば、指名を取り逃がしたときのための次善の策を考えておく必要があるのではないか。

 

 上記のひみつ道具を使うことでかなえたい、僕の理想の生については上掲の回で述べたとおりである。この理想にはなるべく修正を加えないような形で、競合しそうなひみつ道具をもし取られてしまったときの、代替となるようなはずれ指名ひみつ道具を考えていたのだけれど、これがかなりタフな思考を要求する。

 

 まず、石ころ帽子。用途がハードコアな道具なので1位指名すれば充分取れる、と踏んでいるのだが、なんにせよ、映画などでもよく出てくる人気の道具でもあるため、とれない可能性もないわけではない。そしてこの石ころ帽子には代わりがいないのである。*1

 

 「透明マント」「お片付けラッカー」といった、透明になれる系の道具はそこそこ数があるのだけど、それでは、他者の認識能力に介入して≪気づかれなくなる≫という「石ころ帽子」の圧倒的なスペックをこえることはできない。透明になることと認識されなくなることの差がどれだけ大きいのかは、「HUNTER×HUNTER」のキメラアント編を見ていればわかるだろう。

 

 では、べつの観点から石ころ帽子の代わりを見つけてみるのはどうか。「もしもボックス」「ソノウソホント」のようななんでもあり系の道具はすでに取られてしまっているのだが、これらの道具を使えば石ころ帽子の機能を再現することができる。

 

 それに近い挙動ができるのが「ハツメイカー」である。正確にはドラえもんではなくドラミちゃんの道具なのだが、本編アメトーーク!で「タイムマシン チューリップ号」が許容されているのでこれも大丈夫でしょう。

 

 「ハツメイカー」というのは、こういう機能の道具が欲しい、と注文したらその設計図を出してくれるという道具である。これはめちゃくちゃ便利だが、ドラフトにおけるバランスブレイカーというほどではない。

 

 実際に道具を組み立てるのは自分で、材料がハツメイカーから支給されるわけでもたぶんないので、「ハツメイカー」単体では運用できない。「材料箱」や「天才ヘルメット」、「技術手袋」、「大工ドリンク」あたりを併用しないと安定して道具を産出することはできないのである。コンボパーツを指名してくる意地悪な競合相手がいたら終わりだ。

 

*1:今回は多少調べているが、基本的には記憶ベースで書いているので、道具に関する知識は間違っている可能性もある。有識者のかたにおかれましては、ひきつづき目を光らせてくれるとありがたい。