日本地名の解説【地名地理学】 ほか

 

日本地名の解説【地名地理学】

[自然地名#1]古代史や信仰の残る山岳地名 - YouTube

 「日本地名の解説【地名地理学】」というYouTubeチャンネルを最近は見ている。……そして、動画数がそんなに多いわけではないのでもう見終わった。名前の通り日本の地名とその由来について解説していく内容。

 

 読み上げ音声の感じ*1とか、サムネイルだったり動画の作りだったりは非常にプリミティブですが、こういうカタめのチャンネルだとむしろそれが「ちゃんとしてるっぽい?」「安心感」になったりもしますよね。淡々と視聴していられる。

 

山口県の三つの”関”は、どのような関係があるのか[文化歴史地名] - YouTube

 

M・ジョン・ハリスン『ライト』

ライト|国書刊行会

まともに見ていられないほど強烈な太陽の火炎に溶け込む工場の煙突。車両の少し先で、窓打つ雨のような音をたてて、いきなりひらかれる新聞。それぞれの事象の間には、夢想が黄金色のシロップのように途切れることなく注ぎ込まれていく。

 それでも多少は面白かったけど、良さの大部分は理解できないまま読み終わったですね…。作中でなにが起こっているのかを、作者が置いておいた手がかりから推理しながら読んで、その推理のプロセスそれ自体を楽しむことができるタイプの読者だったらもうすこしよく読めるんだろうなという感じである。

 たとえばSCPの原典(解説動画とかじゃなくて)を読むのが好きな人にはおすすめなのかも。

 

二つのダイスはばらばらの方向にとんで、ころがっていった。まるでバッタみたいにとび跳ねている。斜めに刺し込む光の筋を横切る一瞬、記号が蛍光を放ち、大昔のホログラムのような、青と緑と赤の干渉パターンが見えた。“馬”が見えたような気がした。“ケファフチ宙域”も、煙のような雲の塔のなかの快速船も。それから“双子座”も。とたんに寒気がして、エドは身ぶるいした。老人のひとりが咳をして、ラムに手をのばす。数分後、金の流れが変わりはじめると、場のやりとりに無愛想だが敬意のこもった空気が流れだした。

 

八百屋

 最近はまっていることに、家の近くにある八百屋に行く、というのがある。そこは非常に人気のお店でいつも混みあっている。人ひとりがすれ違うのがやっとの広さしかない店内にはぎゅうぎゅうに野菜が並べられており、品出しの店員さんもひっきりなしに仕事をしているので、譲り合いの気持ちがないとまともに利用することができない。

 

 安いし、日ごとの仕入れに応じたお買い得品があって楽しい、品質もいいんだろうなという実感がある、というのももちろんなのですが、個人的に好きなのはこういうふうに掲示でお客さんとコミュニケーションを取ってくれるということ。

 単に並んでいるものを買うだけじゃなくて、生産者とか、流通とかの仕事に思いをいたしながら夕食の献立を考えるというのは気持ちのいい経験である。

*1:四国めたんの声が使用されている。1年前は何もわからなかったがもういろいろ区別がつくようになってきた。