2024-05-24 短歌 85 ささくれを指でちぎって痛みから解放される朝餉の卓だ 待ち合わせアルタに遅れてくる君の帽子のせいでうつむく頭 金曜日銭湯帰りに手を叩く やりたいことをほどよい加減で スケートを…尻の破れた僕だけどスケートをしよう若者たちと 腕時計朝日に掃除し若い君朝の勃起を長引かせてた 魚食うお前は若く透明な鱗を頬にくっつけながら あかねさす太陽系の亡ぶ日にうすめて汁まで飲むカップ麺