すこし前に、「ポケモンの18タイプにちなんだ好きな東海オンエアの動画を18個あげる」という回があったのだが、あろうことか「ポケモンの18タイプにちなんだ好きなジャンルのなにかを18個思いつく」というのがかなり楽しかったので、またやりたいなと思った。
今回は得意ジャンルのひとつ、「小説」でやってみたいと思います。(とはいえ、最近は月に1冊も読まないので、もう得意かどうかはかなり怪しいが)*1
ノーマルタイプ
『日本文学盛衰史』(高橋 源一郎):講談社文庫|講談社BOOK倶楽部
ノーマル、こういう解釈でどうでしょうか。
ほのおタイプ
ジャック・ロンドン『火を熾す』(柴田元幸翻訳叢書) SWITCH PUBLISHING(スイッチ・パブリッシング)
こおりタイプと複合ですね。
みずタイプ
短篇コレクション 1 :フリオ・コルタサル,オクタビオ・パス,トニ・モリスン,ガッサーン・カナファーニー,マーガレット・アトウッド,目取真 俊|河出書房新社
オクタビオ・パス「波との生活」。
冷静に考えるとそんないい作品か?となる気もするけれど、読者を冷静にさせないような、鮮烈で原初的な快楽がある短編ですよね。*2人生でも一番好きな短編小説のひとつである。
くさタイプ
しばらく考えたがこれしか思いつかなかった(ちなみに小説ではない)。読んでたら『オーバーストーリー』とか『平行植物』だったんだろうな、と思う。
でんきタイプ
阿部和重、伊坂幸太郎 『キャプテンサンダーボルト 新装版』 | 新潮社
作中にはとくに電気要素はなかった気がしますが…。名前で…。
こおりタイプ
『凍りのくじら』(辻村 深月):講談社文庫|講談社BOOK倶楽部
こちらも作中にとくに氷は出てこないです。でもいま思い出しても各章タイトルをドラえもんの秘密道具にするというアイディアはエモーショナルで色あせないな。
かくとうタイプ
たしか主人公がボクシングやってたので……。
どくタイプ
毒と言えばこれでしょ! タイトルは「銃」ではなく、「Pistil」=「めしべ」です。
じめんタイプ
『ナンバー9ドリーム』(新潮社) - 著者:デイヴィッド・ミッチェル 翻訳:高吉 一郎 - 豊崎 由美による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
じめんタイプの花形的なわざといえば「じしん」!
ひこうタイプ
空を飛ぶことへのあこがれとサスペンスが詰まった名作。旧装版の表紙はすごくきれいでした。
エスパータイプ
レモンケーキの独特なさびしさ | product.kadokawa | KADOKAWA
主人公がサイコメトリー能力を持っているので、エスパータイプにはこちらをチョイスした。
むしタイプ
まったく小説ではないですが……。ナラティブ的要素があるということでどうか。いや、たしかに虫っぽい小説はけっこう思いつく(『蜘蛛女のキス』とか『黄金虫変奏曲』とか『八日目の蝉』とか…)んですが見渡す限りどれも読んだことがなくて……。
いわタイプ
石のハートの通販/レナーテ・ドレスタイン/長山 さき - 小説:honto本の通販ストア
面白い小説ですよ。おすすめ。
ゴーストタイプ
リンカーンとさまよえる霊魂たち :ジョージ・ソーンダーズ,上岡 伸雄|河出書房新社
ゴーストは小説の題材になりやすいので、いろいろな候補から選べて良かったです。
ドラゴンタイプ
これしか知らね~。ちょうどいいのが出せたら気持ちいいんだろうな。でもたぶんドラゴンが出てくる小説は、これ以上は出せない気がする…。
あくタイプ
香水 / ジュースキント,パトリック【著】〈S¨uskind,Patrick〉/池内 紀【訳】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア
逆に「あく」はかなり楽だった。(だいたいの物語には悪が登場するので、選び放題である)
はがねタイプ
鉄の時代 :J・M・クッツェー,くぼた のぞみ|河出書房新社
これもタイトルだけですが。まあ鋼製品は探せばどこかに登場しているだろう。
フェアリータイプ
まあ言葉をとって『さよなら妖精』とか『ロリータ』でもよかったのですが、小動物たちが活躍する不思議な優しい世界、ということでこちらをチョイス。
みなさんの18タイプのなんらかも、ぜひ教えてくださいね。