18タイプにちなんだ自作ショートストーリーを選ぶ

 

 ショートストーリー作成を趣味とするようになってから10年になった。けっこう出来上がった数が増えてきたので、18タイプに合うような「これ!」といったものも見つけることができるはずである。

 

ノーマルタイプ

やる夫短編集&モララーのビデオ棚 (゚ー ^,,)<ものの見事なまで! 阿修羅編 すてき な ざっかや さん

 ノーマルには難しさがあるんですが、ファーストインプレッションだとこれかな。(ゴーストかもしれないが…、まあ、ノーマル/ゴースト複合というところで…)

 

ほのおタイプ

やる夫短編集&モララーのビデオ棚 (゚ー ^,,)<ものの見事なまで! 阿修羅編 Hero on the Time Machine ~ヒーローはタイムマシーンに乗って~

 炎を真正面から取り扱ったものはないかと思うが、炎のシーンが印象に残っているのだとこれかも。

 

みずタイプ

 「約束は忘れてないわ。次は果南が案内してくれる番よ」ふたりで文面を見て爆笑する。ほんとうに、ほんとうに笑いがおさまらない。

🐬「鞠莉ったら、ぜんぜん懲りてないよ」
💎「もちろん、そう来なくちゃですわ」
🐬「今度のダイビングはしっかり計画を練らないとね、……誰にもばれないように」

 ふたりで手紙を書いて、おなじイルカのしっぽに挟んだ。つぎの日やってくると私とダイヤの手紙はなくなっていて、かわりに鞠莉の手紙が入っている。友情を邪魔できるやつなんて、この世のどこにもいないのさ。

#7 レイン・ダンス・マリーの冒険 | Aqours短編 - XHFの小説シリーズ - pixiv

 読み返すと、もっとやれることあったな…、という、思っていたプランと実際の出来の間にギャップがある話なのですが、……まあ、そういうものほど、愛せる…、いや、まあ、ええと…。でも思い入れがあるのは間違いない。

 

くさタイプ

 キンポウゲ、アザレア、月下美人デルフィニウム、ハイビスカス、ヒヤシンス、昨日はアイスランドポピー、そして今日はブーゲンビリア。いまや私の毎日は、花、花、花、……色とりどりの花々に囲まれている。

#41 明日は赤い花を見せてあげる | μ's短編 - XHFの小説シリーズ - pixiv

 草と言えば花吐き病ですよね。

 

でんきタイプ

やる夫短編集&モララーのビデオ棚 (゚ー ^,,)<ものの見事なまで! 阿修羅編 自販機の神様

 自販機ロトムというところで、どうにか…。

 

こおりタイプ

 こんどは夕方になるのを待たずに決断しました。吹雪き始めるのを待っていると手遅れになります。いそいでかまくらを作りました。……ただ、ここ数日は天気が良かったせいで横穴を掘れそうな雪のかたまりが見つかりません。やむをえず、ドーム状の雪のブロックを作ることからはじめます。十分な大きさのかまくらを作るのに時間がかかります。……スコップはひとつしか持ってきていません。焦りと寒さで、体力が奪われます

#12 遥かなる旅路 | μ's短編 - XHFの小説シリーズ - pixiv

 氷はこれかな?

 

かくとうタイプ

やる夫短編集&モララーのビデオ棚 (゚ー ^,,)<ものの見事なまで! 阿修羅編 塔の解体

 格闘も難しいけど、これ…?

 

どくタイプ

 そうしていると、バーテンが、遠慮がちに換気扇の下で煙草に火をつけた。……文句をつけるほどでもないのでほおっておいた。1本が灰になってこの世から消えた。バーテンがつぎの1本をくわえて、火をつけようとしたとき、目をあげて、――私と目が合った。

#24 Smoke and Bubbles | μ's短編 - XHFの小説シリーズ - pixiv

 タバコは毒なので…。

 

じめんタイプ

やる夫短編集&モララーのビデオ棚 (゚ー ^,,)<ものの見事なまで! 阿修羅編 めぐり逢い――the encounter――

 生き埋めになったふたりの会話で半分なこのお話で!

 

ひこうタイプ

 私は目指す空域と、その空域を代表するウェイポイントの名前をこたえた。「それはいい。ぜひ同行したいね」とそいつは言う。どちらにせよ、そいつが行くと決めたのなら、わたしにそれを邪魔する手段はない。空は自由なのだ。文句をつけることくらいはできるかもしれないが、……それだって、向こうが無線をつなげている間だけだ。

追悼飛行 - タイドプールにとり残されて

 飛行にもピッタリのがありますね。

 

エスパータイプ

やる夫短編集&モララーのビデオ棚 (゚ー ^,,)<ものの見事なまで! 阿修羅編 予言者の彼女と幸せに暮らすための10の方法

 ポケモンエスパータイプの技にも、「みらいよち」というのがあるので、それを題材にしたこちらを。

 

むしタイプ

 これから起きる出来事にすべてを任せてみよう。スーパーアイドルの人生にだって、そういう瞬間が必要でしょ?

#31 ちょうちょ公園 | μ's短編 - XHFの小説シリーズ - pixiv

 ちょっと心苦しさがあるので、これからは優先的に虫が出てくる、出てきて、活躍するお話を考えていきたい。

 

いわタイプ

やる夫短編集&モララーのビデオ棚 (゚ー ^,,)<ものの見事なまで! 阿修羅編 幸運石の行方

 石と言えばこれ。自分でも好きな自信作です。

 

ゴーストタイプ

やる夫短編集&モララーのビデオ棚 (゚ー ^,,)<ものの見事なまで! 阿修羅編 蜃気楼

 ゴーストは、お話になりやすいというのはもちろんあるのですが、それに加えて個人的にも好きなモチーフらしく、候補がたくさんあった。その中から、「ゴーストタイプ」がネタバレにならないものを選ぶとすれば、これでしょうか。

 

ドラゴンタイプ

やる夫短編集&モララーのビデオ棚 (゚ー ^,,)<ものの見事なまで! 阿修羅編 ドラゴンの墓

 ドラゴン研究者のお話。人生でも気に入っているお話のひとつ。

 

あくタイプ

「いつ?」
「夏ごろ」
「どこで?」
「新宿」
「だれと?」
「ひとりで」
「どこに?」
「……ここ」

[R-18] #23 TATTOO TALKS | μ's短編 - XHFの小説シリーズ - pixiv 

 マジの「悪」というよりは、ちょっとワルっぽいモチーフという観点で。ポケモンの「あく」タイプも、マジの悪いやつはいないですからね。

 

はがねタイプ

 いまはもう手元にはないもののことばかり、ずっと考えてしまう。それが私の指を離れて、凛の手のひらに渡ったのは、ほんの一瞬の出来事だった。その一瞬のために、このひと月かふた月のあいだなんどもイメージトレーニングを重ねていたんだけどそのオーバーワークのせいで、現実に起きた出来事がどんな風だったか思い出そうとすると、かえって焦点がぼやけてしまうようになっていた。マンションの玄関には陶製のトレイがおかれていて、そこに普段は使わない鍵とか小銭とか請求書とか通知書たちを溜めて置いている。そこから、キーホルダーどころかリングすらついていない、最初にもらったときそのままの裸で放置されていた合鍵を拾いあげて、凛を呼んだ。

#29 合鍵 | μ's短編 - XHFの小説シリーズ - pixiv

 メタル製品なので…、クレッフィ的な…。

 

フェアリータイプ

 そのとき、風がぴゅうっとふたりのあいだを吹き抜けていきました。白い羽のようなものが視界の隅っこを横切っていきましたが、私の視線は穂乃果の瞳のなかに釘付けになっていました。まっすぐ前を見つめることと、笑顔が、だれよりも似合うブルーの瞳でした。

 「いた! 天使がいた!」穂乃果はそう叫んで、駆け出していきました。

 足元に、自分のスクールバッグを置いたままで。

#34 天使をつかまえよう! | μ's短編 - XHFの小説シリーズ - pixiv

 フェアリーはこれで! 文句はないです。