友人がこれを、小説でやっているのを見て、「良い」と思ったので、僕もやります。ただ、1日でやります。
DAY 1 タイトルに色が入ってる好きな小説
『オレンジだけが果物じゃない』（ジャネット・ウィンターソン）
DAY 2 タイトルに数字が入っている好きな小説
『ルート225』（藤野千夜）
DAY 4 忘れたい人を思い出させる小説
ちょっと、これ、小説に変わると難しいですね。僕はけっこう記憶に関しては吝嗇で、ポジティブな記憶でもネガティブな記憶でも、忘れるよりは忘れないほうが得だろと思ってしまうタイプなので、忘れたい人というのがぱっとは思いつかない。
「忘れたくない人（父親）を～」というふうに置き換えると、『パン屋再襲撃』（村上春樹）でしょうか。
DAY 5 大音量でかけたい小説
小説が大音量でかかる、……という事態はないように思うが、比喩的な意味でとるなら『夜明け前のセレスティーノ』（レイナルド・アレナス）
DAY 6 踊りたくなる小説
『ウィーツィ・バット』（フランチェスカ・リア・ブロック）
DAY 7 ドライブに合う小説
『オン・ザ・ロード』（ジャック・ケルアック）
DAY 8 薬物やお酒にまつわる小説
『今夜、すべてのバーで』（中島らも）
DAY 9 ハッピーになる小説
『ピュリティ』（ジョナサン・フランゼン）
DAY 10 悲しくなる小説
『石のハート』（レナーテ・ドレスタイン）
DAY 11 いつまでも飽きない小説
『重力の虹』（トマス・ピンチョン）
DAY 12 小学校高学年ごろの小説
『スイッチを押すとき』（山田悠介）
DAY 13 70年代の好きな小説
70年代、って小説だと大した意味のない年代になってしまいますね。
『ガープの世界』（ジョン・アーヴィング）
DAY 14 結婚式でかけたい小説
『両方になる』（アリ・スミス）
DAY 15 好きなカバー小説
カバーっていう概念小説にはないですけど、それに近いものをあげるのであれば、『東方奇譚』（マルグリット・ユルスナール）
DAY 16 お気に入りの名作
『感情教育』（ギュスターヴ・フローベール）
DAY 17 カラオケでデュエットしたくなる小説
？？？ ……『私小説 from left to right』（水村美苗）
DAY 18 生まれ年の小説
『三毛猫ホームズの安息日』（赤川次郎）
DAY 19 人生について本気出して考えたくなる小説
『ナンバー9ドリーム』（デイヴィッド・ミッチェル）
DAY 20 自分にとっていろいろな意味を持つ小説
『ニキの屈辱』（山崎ナオコーラ）
DAY 21 人名が入った小説
『マシアス・ギリの失脚』（池澤夏樹）
DAY 22 読むと一歩踏み出せる小説
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』（ジョナサン・サフラン・フォア）
DAY 23 全人類が読むべきだと思う小説
『旅の終わりの音楽』（エリック・フォスネス・ハンセン）
DAY 24 解散してほしくなかったバンドの小説
このお題はさすがに意味不明になってしまうのですが……、無理を承知で、『オルフェオ』（リチャード・パワーズ）で。
DAY 25 死んでしまった作家の好きな小説
『ビラヴド』（トニ・モリスン）
DAY 26 恋したくなる小説
『好き好き大好き超愛してる』（舞城王太郎）
DAY 27 ハートブレイキングな小説
『湖』（ビアンカ・ベロヴァー）
DAY 28 声が好きな作家の小説
声だと当たりまえにほぼ聞いたことがないので、「文体」って意味の声だと『エコー・メイカー』（リチャード・パワーズ）かな。タイトル的にも、ダブルミーニングです。
DAY 29 子供のころからおぼえている小説
『カラフル』（森絵都）
DAY 30 これが自分だ、って自分で思えるような小説
『レモンケーキの独特なさびしさ』（エイミー・ベンダー）
