トップページ | 『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』公式サイト
11月18日に発売された「ポケットモンスター」の最新作を、発売日の0時から最低限の睡眠を挟みつつぶっ続けでプレイして、……プレイ時間36時間くらいでやっとクリアしました。*1
楽しかった。
以下はネタばれありの所感です。
繰り返して言うととても楽しかった。わざをいつでも思い出せるようになっていたり、「そらをとぶ」が最初から使えたり、……僕の知っている世代のポケモンと比べてゲーム内での要素のアンロックが早くお手軽になっていたのはストレスフリーでよかったし、いろいろな地形があっていろいろなアイテムが落ちていて、その周りをいろいろなポケモン(見知ったものも名前と姿だけは知ってるものの見知らぬものも)が動き回っている世界を探索するのはとてもスリリングでした。
あと、シナリオや演出*2もとても良かった。とくに「スターダスト★ストリート」、……これぞポップカルチャー!みたいな、へんにオタクなところがなく普遍的で、シンプルながら感情移入できる、そしてコンシャスなシナリオを国産コンテンツで見るってとても新鮮な経験である。アジトを攻略するたびにめっちゃ切ない気持ちになった。気の抜けたきめ台詞が前向きに使われているところとかうるっとくる。
キャラクターも良かった。ナンジャモやノーマルタイプのジムの人を見たときには、ちょっとオタクに寄せてきてるか? と不安になったけど、ペパーくんが完全に新規性のある萌えを提供してくれたので、「これがいいんだよなぁ~🥰」になりました。
すでにある記号を利用するのではなく、記号を生み出す。ポケモンはそれくらいのことを求めてもいいコンテンツとしてずっとやっていてすごい。
あと、とてもよかったのが、「ザ・ホームウェイ」。これタイトルがとてもいいです。最初は親のいるエリアゼロへ向かっていくペパーのことを表したタイトルなのかと思って、降りていくうちに、コライドンにとってもホームへの旅なのかなって気持ちになる。そして、いろいろ、明かされる世界の秘密とか最後の戦いとかがあって、最後に友達4人で家に帰るところで終わる、……感動した😭
エリアゼロを降りていく時の会話とかとてもよくて、ちかくに珍しいポケモンいっぱいいるのにさすがにテキストを見ることしかできなかった。ラストバトルの演出もふさわしい。
なかなかそんなにリッチには作れない、自由進行型のゲームでシステムまで侵食しない最小限、という縛りの中でマックスに近い充実感のあるお話になっていたのではないでしょうか。
クリア後もたのしみ。