まるでAIくんが短歌を解釈して、感想画を書いてくれているみたいになるのではないだろうか。そしてそれは短歌を作成した身としては相当うれしいんじゃないだろうか。すこしやってみました。
夜汽車に読書の明かりてんてんと「highlight」には黙字がいっぱい
おお~~。うれしい。笑
なんだか昔のポスターみたいなシックな絵ですね。電車のようにもそうでもないようにも見える明るい構造物と、本のようにも見える立て札がいい味を出している。上のほうには「highlight」になりかけの文字列もありますね。
鉄骨をむき出しにして死んでいく大きくて強いものになりたい
おっと……? 「解体途中の廃高層ビル」みたいなものが出てくると嬉しかったのだが、そうはならず、なにやら文字が出てきただけだった。(何度かやり直してもこんな感じだった)
やっぱり指示しているものがそのまま書かれていない短歌はちょっと解釈が難しいのかもしれない。あと「~なりたい」ってセリフ調で終わっているのもよくないのかもしれないですね。
……雰囲気はつかめてきたので、次は、ただ画像を見るのではなくもうすこし別のことをしてみる。
図書室に飾られた絵の林檎 ああ 青とも赤ともつかない色だ
「青とも赤ともつかない色だ」なんて言ったはいいものの、自分でもどういう色なのか具体的はにイメージできていなかったこちらの歌。AIに鑑賞させてみたら、いったいどういうりんごなのかわかるのではないだろうか。非常に気になる。
結果はこちら。いや~……、そういうことではないんだよな。
「青とも赤ともつかない色」は言葉の上だけのお遊び色だったことがわかりました。反省するとともに、でもそういうのがポエムの面白さだよねと思う。
うつくしい色に生まれて黄絵具は腹をよじった形で眠る
つぎに試したのはこちら。読むと一枚の映像がぱっと浮かぶタイプの歌である、……人間には。さてどうなるか?
おお~。人間が思い浮かべる画像とはまったく違うと思うけどかなりコンセプチュアルになったすごくいい画像が出てきた。「よじった」という語があるのにまっすぐな線になっているのもいい。*1
……というふうに、けっこう楽しい時間を過ごせました。短歌を作ってそれをAIに見てもらうの、おすすめです。ぜひやってみてね。
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