まったく進捗なかったゲームの思い出

 

 子供のころゲームはけっこういくつか買ってもらえたんだけど、なんというか僕はゲームをするのが下手で、まったく進捗を埋めなかったタイトルが結構ある。

 

まったく進捗なかったゲーム1:ファイナルファンタジー7

 最初の10分制限の魔晄炉を1年くらいかけてようやくクリア*1したのだけど、つぎに入り込む魔晄炉で道に迷ってしまい、二度と出られなかった。

 このゲームは僕の世代にとっては金字塔も金字塔なのでけっこう話題になるのだが、その場でも「俺2番目の魔晄炉から出られなかった笑」とへらへらしていることしかできないのが悲しい。

 

まったく進捗なかったゲーム2:グランツーリスモ

 カーレースゲームなのだが、レースに出場するために必要なゲーム内の運転免許がまったく取れなかったため、ほとんど何もできなかった。小金を払って洗車をする、しかやることがなかったのでずっと洗車をしていたのをおぼえている。

 ちなみにそのころは「グランツー・リスモ」だと思っていた。これはあるあるかも。

 

まったく進捗なかったゲーム3:パラサイト・イヴ

 これはなにひとつ意味がわからなかったので、オープニングをしばらく見たあと。「ほえ~」となって電源を切る(→またオープニングから)、といった遊び方をしていた。取扱説明書は面白かったので何度も繰り返し読んでいた。

 でもこのゲームはいま思うとすごい大人向けのタイトルな気がするので、当時の年齢を考えるとしかたのないことなのかも。むしろちょっとだけ背伸びをしていてすごいってこと。

 

まったく進捗なかったゲーム4:ダイナマイトサッカー

 これもぜんぜん意味が解らず、唯一ゴールキックになったあとのキーパーの操作だけ理解したので(〇ボタンを押すと遠くに蹴る、□ボタンを押すと近くにちょろっと蹴る)、ゴールのほうを向いてキーパーにオウンゴールをさせる、……ということをずっとしていた。このゲーム上で僕のできる操作ってほんとにそれだけだった。オウンゴールをしているうちに少年時代が終わった。

 このゲームは×ボタンが決定ボタンになっていたので、メニュー画面の操作すらまったく思い通りにできなかった。ゲームを起動してガチャガチャやってると試合が始まって(たまにPK練習モードが始まったりしたのでそのときは電源を切った)、試合が始まったら、オウンゴールの繰り返し、0-33。

 

まとめ

 でもいまとなっては、大人になってふつうにクリアしたゲームよりこういうゲームのほうが記憶に残っているのが不思議である。プレイしている夢を見たりもする。

 エモいな……。

 

 いや~、エモいか? 無駄な記憶な気がする。いらないです、これらのゲームをおぼえている脳の部分。べつのことに使いたい。

*1:1年かけてようやくポーションを使えば回復できることに気づいた。