Merry Christmas!~21/22プレミアリーグ第19節 トッテナム・ホットスパーvsクリスタルパレス~

 

問題:クリスマスに仕事をしないといけないひとってだーれだ?

答え:サンタクロースとプレミアリーグ関係者

 イングランドのサッカーリーグは、サッカー発祥の地というプライドがあるからか、「土曜3時のブラックアウト」や「頑なな交代人数3人据え置き」などというような、世界の趨勢とは一味違ったサッカー慣習を保持している。クリスマス~ニューイヤーの時期に選手に休みを与えず、怒涛の連戦を組むというのもそのひとつである。毎年、影響力のある監督が「意味不明なスケジュールだ」という批判コメントを出すところまでがお家芸だ。

 

 ……とはいえ、ただ見ているファンの立場だと、仕事がひと段落するこの時期にいろいろ試合が見れるのはうれしい。というわけで、日本時間の27日0時から行われた「トッテナム・ホットスパーvsクリスタルパレス」の感想です。

 

感想1 さすがのハリー・ケイン

 今期は移籍市場でのトラブルもあり、リーグ戦では実力通りの結果を残せていないハリー・ケイン。今節では得点を決めたのだけど、DAZN版解説を務めたベン・メイブリーさんの言葉を借りて言えば「点が取れてないFWの点の取りかたではない。自信満々でした。彼はほんとうに問題ないと思います」*1、……本当にそのとおりだと思う。

 

感想2 連戦に向けて最高の準備

 前半のなかばほどで、ケイン&ルーカス・モウラで2得点。そのあと、あいてのザハ選手の退場もあって、まあだいたい勝ちでしょ、という雰囲気を早々に作ることのできたスパーズ。このあとも1点追加して、ケインやソン、そしてホイビュアまではやめに交代して休ませることができた。

 中1日というアホ日程で次のAWAYサウサンプトン戦があるが、それを考えると相当いい勝ち方が出来たのではないか。

 

感想3 左センターバックのタンガンガ

 左センターバックに左利きのデイビスではなくタンガンガを起用したこの試合、はじめの10分より後には大きな問題はなかったように見えたのだけど、最初の10分はその外にいる左WBのレギロンがポジションを迷っているように見えた。

 この試合はホイビュアが左CBの位置に下がってビルドアップをしたり、相手のSBにシャドーの選手がプレスに行ったりと、これまでとはちょっと違った形が見られた。(リバプール戦見れてないのでそこからなのかもしれないけど)いずれもちょっと意外寄りの施策で、この試合でもはまってたわけではないと思うので、今後この路線がどうなっていくのか、気になる。

*1:ままではないがだいたいこんな感じのことを言っていました。