チェーン店ドラフト会議がしたい。べつに僕が僕の友達とやらなくてもいい。やっているYouTuberを見ているだけでいい。人間の可能性は無限で、チェーン店ドラフト会議ができる可能性もそこにぜったい含まれてると思うので、とりあえずいまは布石としてチェーン店ドラフト会議のルールを説明しておきます。
これはチェーン店ドラフト会議に参加する「あなた」が今度引っ越すことになった架空の駅の駅前の模式図である。べつにロケーションはどこでもいいが、個人的には多摩地方、京王線の急行がぎりぎり停車しないくらいのちいさな駅を想定している。一番左にあるのが線路、赤で示しているのがあなたの新居である。
1、2、3、4という数字を振ったうぐいす色で示されているのが今回用意されたテナントである。吉野家でもちよだ鮨でもミスタードーナツでもジョナサンでも餃子の王将でもドムドムバーガーでもなんでもよい。とにかくチェーン店をこれらのロケーションに配置して、自分だけの理想の街を作って発表しあおうじゃないか、という企画である。もちろん、ドラフト会議であるので、欲しいチェーン店が競合したときはくじ引きで買ったほうがそのチェーン店を獲得することとなる。
以下はこのマップにおけるそれぞれの立地の特徴だ。
立地1：駅から自宅までの通り沿いにあるため、1～4のなかでもっとも自然に立ち寄ることのできる店舗である。普段使いできるお店であることはもちろん、疲れ切った終電帰宅や早朝帰りのときでも利用できるような、24時間営業のチェーン店を置くのが良いのではないか。
立地2：駅前ではあるが、家から歩くとすこし遠回りになってしまう。帰りに立ち寄るには申し分ないが、休日家から出てわざわざと思うとけだるい、そんな立地にピンポイントなお店を見つける必要があるだろう。
立地3：家からは近いが、駅とは反対方向になってしまう。しかし裏を返せば、家に荷物をとりあえずおいてからまた出かけるという動線をスムーズに実現できる立地だと言えるかもしれない。生活の必要に駆られて、ではなく、ちょっと落ち着いて、自分の楽しみのために利用できるお店がぴったりだと思われる。
立地4：家から駅の反対方向へちょっとのあいだ歩かないとたどり着けない。気分が滅入っている日には自然と選択肢から外れるお店になるだろう。それでも向かいたくなるような、吸引力の高いお店を配置するのか、それとも若干捨てて、たまに行けば十分といったくらいのお店を配置するのか、プレイヤーの腕が問われる。
もちろん、マップは自由に拡張することができる。路線と駅をもうひとつ追加して、ふだん通勤や通学でつかうほうの駅とそうじゃない駅を地形に追加したり、駅の向こう側まで歩かないとたどり着けないロケーションを追加したりできる。お店も、飲食店だけでなく、ドラッグストアやスーパー、コンビニを追加してみても面白いと思う。可能性は人間と同様に無限大である。
最後に、僕の指名順案を公開して終わりにしたい。
一巡目：松屋（立地1）
二巡目：せい家（立地3）
三巡目：はなまるうどん（立地2）
四巡目：ガスト（立地4）
