この機が熟するのをずっと待っていた。いまこそ、Konis Hupenが日本でも爆発的に聴かれてしかるべき時だろう。まずは聴いてほしい。
僕はこの曲がとても好きで、機会があるたびにいろんな友達に聞かせているが反応は上々である。ぜひ聞いてほしい。聞いておらずただスクロールしている人も多いと思うので、もう一度貼っておく。
聴くまではこの先に進む必要はない。聞く気がないのなら帰ってほしい。
なお聞いていない人のために曲の内容を言葉で説明する。この笑顔が素敵だけどあやしい人相をした男が全身に張りつけているのはbicycle hornという楽器で、名前からするとおそらく、日本でいう「チリンチリン」に相当するものだと思われる。ちいさな金管楽器の口に空気を入れたゴム球がついていて、そこをきゅっと指で絞ると音が鳴る。これを前面に押しだした、非常にコミカルで、素朴で、聞いているとなんとなく笑顔になってしまうような楽曲を、ほかのおっさんたちと全力でセッションしている。
演奏しているのはオーストリアのHoch Tirolというバンドで、この素朴ながら音楽することの楽しみを全力で表現している感じが全世界のリスナーの心をつかんだらしく、このMVは1000万再生に届こうとしている。
これは地元のテレビ番組出演時の映像なのかな。盛り上がりの感じが滋味深い。
Mit Konis Hupen ist Stimmung garantiert,
weil bei uns Show und Spaß ganz groß geschrieben wird.
Und Konis Hupen, das weiß doch jedes Kind,
erklingen immer da, wo Freunde sind.
ちなみに歌詞はこんな感じらしい。僕はほとんどすべての言語を読み書きできるが、ドイツ語だけは唯一分からないので、しかたなくgoogleを使って英語に翻訳してみたところ、こうなった。
With Konis Hupen, mood is guaranteed,
because show and fun are very important to us.
And Konis Hupen, every kid knows
always sound where friends are.
うーん、あんまりわからない。英語かドイツ語に強い人がいたら教えてください。
ほかにも人を笑顔にさせてくれるような曲がたくさんある。この楽器は何なのかわからないが、やけにチャカチャカした音を鳴らすベルをかなり巻き気味で鳴らしているので滑稽だ。
のび太サイズの短パンを穿いたおっさん4名が非常に息の長いフォークソングを演奏しているこの良さ。
機はとっくに熟しているのでぜひみなさんもHoch Tirolを聴いていきましょうね。
