なにげなくAmazonを開いたら、ドラえもんのてんとう虫コミックスが、全部のうちの半分くらい半額ポイント還元になっていた。なんか、○巻までは半額というわけではなく、全体のうち、法則性があるのかないのかよくわからないような一部の巻だけとびとびにお得、という感じ。というわけで慎重にマウスを握り、3分くらいかけてセールしている巻だけ購入してきた。
買ったものの中からとりあえず、11巻と28巻と29巻を読んでみた*1。以下はその中で出てきた好きなコマである。
丸いものを片付けるドラえもん。月のように丸いものを見るとオオカミ人間に変身してしまう道具をママが知らず知らずに使ってしまったので、問題が発生するのを防ごうとしている健気なシーンであるが、読者にはそれがお笑いになっている。
「まるいもの」の判定はけっこうラフなようすなので、ドラえもんが柔軟なAIをしていて良かったなと思う。もし厳格だったら、自分を片付けていたかもしれないので…(HAHAHA!)
「Yロウ」の回より、のびドラの顔芸。ドラえもんのこの顔のツッコミよく出てくるんですが毎回好きです。日本人はあんまりしない、西洋人がよくする顔という印象がある。
「大ピンチ! スネ夫の答案」にちょっとだけ出てくるクソ道具。言葉遊びだったり、不思議なアイディアが含まれていることが多いメインの道具と違って、話の都合上で出てくる脇役のクソ道具は身もふたもない名前と効果*2なことが多く、それも愛おしい。
おいおい、のび太オモロイやんけ。小学校ではあれだけど、高校以降はギャガーでクラスでやっていける気がする。「キャラクター商品注文機」という、ドラえもん屈指のオタク垂涎ひみつ道具が登場する回のひとコマ。
「機械化機」という人間に機械の機能を付与する道具をジャイアンに乗っ取られ、ジャイアンの家電として使われるかわいそうなのび太のひとコマ。これはよく知らないので憶測ですが、たぶんですけど、こういうジャンルの希少性癖があると思う。
「すりこみ製本機」でジャイ子のマンガを有名雑誌に乗せる回。実力が評価されてではなく裏工作で掲載されたことが本人にばれないようにすったもんだするのがメインのお話なのだが、自分の作品を改めて読み返して自力で自分の実力に気づくジャイ子の志の高さ*3に心を打たれる。ドラえもんファンにはジャイ子のアンチだけは一人もいないという話は聞きますが、それも納得である。