読書にまつわる習慣集

 

 みなさんは読書は好きですか? 僕は子供のころから大好きで、一番の趣味と言えば読書になるかもしれない。長いあいだ続けていることなので、自然と「どのように」本を読むかというのも自分の身体に染みついた習慣として固定されてきている。今回は読書にまつわるいくつかの個人的習慣について述べていきたい。

 

読書にまつわる個人的習慣1:読みさすときは見開きの右から数えて最初の文末で止める

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 読書を中断し、また再開するとき、「どの行まで読んでたっけ?」とならないように、途中で本を読むのをやめるときはその見開きの最初の文末まで読んでおいてそこでやめる、というふうにすることにしている。

 

 ただ、そこからちょっと進んだところに段落だったり、空行があったりするとそこのほうが区切りとしてふさわしい感じもするので迷う。再開したときにも、ページ頭なのか、それともそのちょっと後にある格好の区切りなのか、どちらから読みはじめればいいか迷っちゃう、……というのを避けるために、ページ頭近くに段落や空行がある場合はその次の見開きまで無理やり読む、というのをすることも多い。

 

読書にまつわる個人的習慣2:左手は一枚ページをつまんでおく

 これはまあ癖ですね。同じことをしているイラストを探したのですが、これとかちょうどいいんじゃないでしょうか。つまり、めくるページをあらかじめつまんで準備した手の形の状態でずっと本を読んでいる、ということである。読み終わってめくったら、すぐさまリロードするみたいにその次のページをつまむのだ。

 ページを繰る手が止まらない……、というよりは、手で物をつかんでいると原始的に安心する、みたいな心理があると思われる。タオルケットのはしっこを握って寝るとか、居酒屋でひとと話すときおしぼりを片手でずっと掴んじゃう、とかそういうたぐいの癖である。

 

読書にまつわる個人的習慣3:同時並行して読む

 これは読書ファンの間ではよく出てくる話題ではないでしょうか。複数の本を並列して読む? それとも、一冊を読んでいる間はその一冊に集中して、それが終わってから次の本に行く? というやつである。

 昔は僕も、1回に1冊を守っていたのですが、勉学をするようになって、趣味ではなく、ノルマとして読む必要がある本というのが生まれてから変わった。けっこうこだわりとして守っていたのですが、吹っ切れてしまえばあっけないもので、自分で趣味で読む本も2~3冊、時には7冊くらい、並行しているのがいまのふつうである。むしろ1冊だと物足りなく感じることも。

 

ほかにも…

 ほかにも、「帯は即捨てる派」「図書館or現物所持or電子では、こだわりなし。一番その時にアクセス可能な手段を使う」「酒飲みながらも読む派」「ジャケ買いはする」など、いろいろな個人的習慣がある。

 ただ読むだけではあるものの、そのなかにいろんなスタンスがあって、みんな違ってみんないいのが読書の良さですよね。みなさんの細かい習慣も、教えてくれると喜びます。

*1:縦書きの時。