「DQMJガルマッゾ作成RTA 11時間以内挑戦」すごく面白かった

 

DQMJガルマッゾ作成RTA 11時間以内挑戦

 というRTA動画があったので作業中に流していた*1のだが良かった。

 

 良かった点はふたつ。ドラゴンクエストモンスターズジョーカーというのは個人的には世代のゲームで、僕もある程度プレイしたことはあるのですが*2、でも愛着はあまりなく、内容はなかなかうろ覚えである。

 でも完全にやったことないゲームより、あるいはめっちゃやったゲームよりももしかしたら、ちょっとやったけど覚えてないくらいのゲームのRTAを見る方が、「あ~、こんなのあったな」「こんなテクあるんだ」となって楽しいような気がしませんか。

 

 しかもこのRTA企画、配合だけじゃなく、ストーリークリアや隠し要素、ボス戦闘、スカウトQや海賊、名もなき島といったミニクエスト、スキルの成長や強個体の作成など、初代ジョーカーのほぼ全要素がチャートに収まっていてたっぷり思い出しながら楽しめるのがすごい。

 

ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー | SQUARE ENIX

 

 もうひとつはこの実況、けっこうトークが面白くてラジオ感覚で聞けて良かった。そんなしゃべりのプロっぽい雰囲気を出す感じではないのだけど、とつとつと、ふつうにRTAを解説しながらふつうに面白いことをたまに言っていて、狙いすぎない、この常温の面白さ*3が作業中とかには効くのである。

 

 これしかも、後撮りじゃなくて、11時間走りながらしゃべってて、ひとり語りで、しかもカット無しで、それでしかもしかもけっこう間を開けずにずっと喋ってるんですよね。ふつうにRTAの実績もある方らしいですが、スピーキング能力の時点ですでに異能ではと思ってしまった。

 11時間の動画を見終わったあと、また見たいなと思ったのは初めての経験である。もはや音声作品だったといってもいいのではないか。

 

 もしRTA見るのが好きで、DQMJをやったことがある人で、11時間くらいの作業用BGMを探している人いれば、これを激勧します。

 

聞き入ってしまったところの例

 「フラワーゾンビはマイクを持っているので敵かどうかわからないのが嫌だ」「実際に生身で戦うとしたら、フラワーゾンビはマイクを持っているので呪いとかありそうで怖い」などとフラワーゾンビがマイクを持っていることに異様に執着したトークを繰り広げていたところ。

 

 RTA終盤、これまでまったく出なかった「名もなき島」を出すために島を永遠に往復する、ただ確率と戦うだけのパート*4があるのだが、「これ出なかったら、1時間このままですからね…。この島を往復するムービーが」という話になったところで、「……そういえばYouTubeって映像がずっと繰り返しだとBANされるらしいんですよ。不正防止のために…」という動画の心配をする話にさりげなくスライドしていったところ。*5

 

 最後の最後。マジで11時間見た人しか楽しめないエンドコンテンツなのでここではどういう内容か伏せますが最後の最後までゲームもトークも面白く、爆笑して動画を終えました。

*1:偉業を成し遂げている動画を流しながら作業をしていると自分も偉業の一端を担っているような気になってよい。実際は別に担っていないのだが。

*2:弟と一緒にオルゴ・デミーラミルドラースくらいまでは作成したような気がする。

*3:強いdisり言葉もないしやさしい雰囲気😊

*4:競技としては何の面白みもないが、その不毛さが面白いみたいなところがある。

*5:この意外性を出せるかどうかが話の面白さのポイントなんだよな…。