THE 福羅 純米大吟醸
ドンキホーテに行ったらなかなか素通りするのは難しい激安価格で売っていたお酒なので、どうせそれっぽく外見を弄しているドンキのPB日本酒なのだろう、と思っていたのだが、飲む前にラベルの「純米大吟醸」という表示が目に入り、「嘘だろ…」と思いながらグラスを口に運びましたがたしかに純米大吟醸の味、そしておいしくて衝撃でした。
ちょっと甘みが強くて、液質もとろっとしていて濃厚。深みとか重層性がある味わいではないですが、そのかわり後には引かない爽快感があって食中酒に最適。この値段でこれが飲めるならほかはもうたまにでいいよ、と思ってしまうな。
酒蔵のサイトも作りこまれていてかっこよかったので見入ってしまった。とくにサイトを開いた瞬間「星を見る」話から始まるのはいいですよね。ジョジョ6部みたいで。
ブデヨビツキ ブドバー
Budweiser Budvar Original – Budějovický Budvar n. p.
というビールも飲みました。チェコの南ボヘミア州のチェスケー・ブジェヨヴィツェ市で作られているビールで、「バドワイザー」の語源になった商品である。……というのをお店のポップで知ったのだが、
ブドヴァイゼル・ブドヴァルとアメリカ合衆国のビール会社、アンハイザー・ブッシュ社のバドワイザーは商標をめぐり世界各国で争っている。
(…)
現在、ヨーロッパの主な国ではバドワイザーはその商標を使うことが認められず「Bud」(バド)「Busch」(ブッシュ)の名前で販売されている。逆にアメリカ、カナダではブドヴァイゼル・ブドヴァルは「Czechvar」(チェコヴァル)、ブドヴァイゼル・ベルゲブロイは"Budweis City Bier"(ブドヴァイス市のビール)を略した「BB Bürgerbräu」(BBベルゲブロイ)の名前で販売している。
Wikipediaを見たら全然争ってて笑ってしまった。
味としては薬みたいなアロマがあって(味の関連があるのかは不明ですが)たしかにバドワイザーとの関連を感じました。ただうまみも苦みもないので日本で一般的に好まれるタイプのビールではない。バドワイザーよりは個人的には好きかも。
Clamatoを使ったトマトカクテル
最後にご紹介するのがこちら、クラマトである。基本はトマトジュースなのですが、「Clamato」という名前通り、ハマグリのエキスが投入されていて、ふつうのトマトジュースを想像していると考えられないくらいうまみが強くてめちゃくちゃ美味しいんですよねこれ。
なんか、いきついたアル中って、市販のカップ酒に味の素入れてみたり、おでんの出汁割でお酒を飲んだり、うまみに走っていく傾向があるではないですか。それが出始めてる人にとってはマジで神の飲み物だと思います。
ふつうに飲んでもおいしいし、調理に使ってもいいと思うけど、やっぱりシンプルにトマトカクテルを作るのが良いですね。そのまま使うともったいないので僕はちょっと炭酸水で薄めています。でもそんな細かい努力を無にするくらいうまいので最近は湯水のように消費している。
1本1000円くらいとけっこう高いのでなかなかやめたほうがいいことだとは思うのですが、でもうますぎて消費がやめられない。