Ask guitarist/keyboardist Graham Wright where the name comes from and he’ll say: “the Internet Band Name Generator. That was a thing in the early days of the Internet, where it was like [you] go on this website and press a button and put three random words together.”
ギター・キーボードのGraham Wrightにバンドの名前はどこから来たのか尋ねると、返事はこう返ってきた。「インターネットのバンド名ジェネレーターです。昔のインターネットの、ウェブサイトでボタンを押したら3つランダムなワードが出てくるっていうやつですね」
バンド名はともかく、Tokyo Police Clubというバンドを最近よく聞いていて、その話をちょっとさせてください。
すごく素直なインディー、オルタナロックという感じで、ここがとがっている!みたいなところはないのだけど、それでもとても整っていて、一曲一曲に工夫と聞き所がある。個人的にこういうのが一番好みなんです。カナダ、トロント郊外出身の4人組で、2005年の活動開始から現在まで4枚のオリジナルアルバムを出している。
ひととおり聞いてみたのだが、いちばん好きなのはこちらの「Melon Collie and the Infinite Radness: Parts One & Two」というアルバム、……調べてみたところこれはアルバムではなく各5曲入りの2枚組EPらしい*1。タイトルも「『メロン・コリー』オマージュか…、」と一瞬萎えたけど、内容は別に良かったです。
YouTubeで再生数が回っているのはこちらの「Bambi」という曲。とぎれとぎれでキラキラしているリフが良いのでそこがキャッチしているのかも。その音が展開して結実する、サビの後ろで流れているフレーズもいいですね。
そんなTokyo Police Clubが出したちょっとへんな曲がこれ。シークバーを見てみると9分ある。が、めちゃくちゃポップなはじまりかたをするので「どうやってこの曲が9分続くんだよ」という気分になること間違いなしである。
実際にはアウトロがめっちゃ長いとか、プログレっぽく展開するとか、ミニマルサウンドが続くとかいうことがあまりなく、とても良い普通のインディーポップが9分流れて終わる。なかなかこういうことなくないですか?*2
そんなTokyo Police Clubを、皆様よろしくお願いします。