毎日深夜25時に世界の名前がへんなバンドを紹介しているこのブログ、第940回目となる今夜紹介するのはこの方たちだ「Someone Still Loves You Boris Yeltsin」!
「Boris Yeltsin」というのはつまりあのボリス・エリツィンのことである。もちろんロシア出身のバンドではなく、ルーツがあるのはミズーリ州のスプリングフィールドだ。皮肉っぽいバンド名とは裏腹に、けっこうまっすぐ目の、ホワイトなインディー・ポップ曲を作っている。
バンド名「Someone Still Loves You Boris Yeltsin」の頭文字を取って「SSLYBY」というのが略称らしいがぎり発音できないし、さすがに元のバンド名をいったん覚えないと略語のほうも覚えられない。
1999年結成で、現在もバンド活動を続けているらしい。公式サイトには目立つところに「third best band on weller street」というちょっとした自己紹介も書いてあって粋だ。1番目と2番目は誰なんだろう。
Met at a Super Bowl party in 1999. Broncos vs. Falcons
Came up with the band name in 2000.
Dorm roommates in 2001.
Not really sure about 2002.
Recorded a short EP in 2003.
Three or four people started going to our shows in 2004.
First album. Broom. 2005. First tour.
公式サイトの「BIOGRAPHY」ページに書いてあることやスタイルも美意識を感じて良い。こういうアティトゥードのバンド、だいすきです。
白人のバンドあるあるとして「ライブかなんかで日本に来たときついでにオリエンタリズムの強いMVを取りがち」というのがあるが、彼らも例に漏れていない。ロボのゆるいダンスがちょっと脳に来ますね。(^0^)の顔もくせになる。
日本だけではなく、ボリス・エリツィンゆかりの地*1であるところのロシアをフィーチャーしたビデオもある。ひととおり聞いたなかではこの曲が個人的にぐっときている。青春っぽい切迫感のあるイントロ、好きな人もけっこう多いのではないでしょうか。
どちらかというと邦楽のインディーロックが好きな人のほうが違和感なく楽しめるのではないだろうか。でも全員、Someone Still Loves You Boris Yeltsinをぜひよろしくね。
*1:大統領を務めた。