またちょっとずつ食べものや飲みものの好みが変わってきている。1か月くらいまえからでしょうか? 「逆コロナ」にかかったのかもしれないけど、なんか急ににおいと味に敏感になってきて、繊細な香りに特徴がある食べものがとても好みになったのである。
これです! 「海苔」がもう本当に最近はおいしい。
……べつに昔から嫌いではなかったが、まあたとえばラーメンの上から無くなってもべつに困らない、ざるそばともりそばで値段が変わる店だったらもりそばをチョイスする、くらいの重要性しかなかった。海苔があることで食味が変わるとは、正直感じていなかった。
でもなんか最近海苔がとてもおいしい、だってめっちゃ「香る」じゃないですか。しかも、磯の渋い香りで、ほかの食材を邪魔しないのがいい。あと食感もいいですよね。
最近は、お茶漬けにさらに手で大きめにちぎった焼きのりを足して存在感を味わったり、ラーメンに6枚ほどトッピングしてスープを吸わせて麺をくるんだり、冷ややっこにほかの薬味とともに贅沢にまぶしたり。
あと、余ったご飯をご飯だけ手巻きずしにして食べたりしている。これをやるとわかりますが、手巻きずしに海鮮ってあんまりいらないんですよね。海苔と醤油と米だけでたぶん完成している食事なのである。
もひとつ、「香り」を再評価して個人的な株がすごく上がっているのがこれ、「麦茶」です。
麦茶についてもべつに昔から嫌いではなかったが、味や香りを楽しむみたいな気持ちはなかった。冷たければそれでいいよね、だし、なかったら水でもぜんぜん不満はない、みたいな。
ほかのポピュラーなお茶のなかでも好き度でいうと、……さんぴん茶(ジャスミン茶)、ほうじ茶、緑茶、玄米茶に次ぐ5番手くらいだったでしょうか。*1
しかし、香りに目覚めた今の僕にとってはかなり神の飲み物である。というか、これまでの人生、麦茶にこんなに「風味」があるってことに気づいてなかったのが不思議なくらいだ。麦の苦みと華麗過ぎない香りがよく見るとたしかに(いやよく見なくてもずっと)存在していて、飲み物として非常においしいとおもった。冷えているとガツンとくるけど、ちょっとぬるくなったあとでもそれはそれで風味がはっきりわかって良いんですよね。
ビールを飲むのもけっこう好きなのだけど、それに近い飲んでいるときの楽しさがある。濃く出すとさらに味が際立っていいですね。いまは麦茶、麦茶がいちばん好きです!
*1:ウーロン茶とはトントンかも。