TwitterとYouTubeレビュー、適温で良い

 

ウクライナオデッサというところに住んでいる30代半ばの男。

妻は萩子(はぎこ)。子は殷嗣伝(いんしでん)。

いろいろ下らない記事を書いてきたが2022年はロシア・ロシア語・ロシア文化・ウクライナオデッサといったテーマに傾注したい。

 

 何丘さんというひとのブログを読んでいた。Twitterの自分や他人のツイート、観たYouTubeなどについてレビューをするのがメインコンテンツのブログなのだけど、語っている感じが個人的にちょうど気持ちのいい温度だった。

 

フジファブリックの「若者のすべて」という曲が高校の音楽の教科書に「21世紀ジャパンを代表するポップソングとして」採用されたそうだ。妻(ロシア人)と一緒に聴いてみた。ふーん・・これがねえ。

 

本動画(東京で岡山グルメを堪能する1日)から、またひとり新たな美女がチームに加わったようだ。この子もすごい可愛い。都道府県アンテナショップの物産コーナーと併設レストランの魅力は超わかる。いくつか行ったことあるけどこの岡山は未訪。岡山、がんばってるなー。

ちなみに私の住むウクライナという国にはこういう「地方のがんばり」というものは一切ありません。物産・特産・B級グルメゆるキャラ・駅併設の観光案内所……日本ならあらゆる僻地で何かしらはあるもんだが。だから魅力が尽きないのよな。

 

何がどう印象深かったかというと、第一に、一種の公開書簡であり、具体的にコルジノワさん個人に宛てたtweetであることが明示されていて、しかもこんなにスペシフィックなテーマなのに、こんなにたくさん「いいね」がついたことがwonderだった。いいね10件といや私のアベレージである。なぜこれがそれに達する?

 

 文章として面白いところもたくさんあるのだけど、そうではないふつうに書き流しているところが個人的には好き。適切に力が抜けている文章、売り物の媒体とか注目を集めて広告を見させるための媒体にはあんまりなくて、定期的な供給とこれまでの蓄積があるスポットってとても貴重ですよね。*1

 

もともとこのテーブルには2人の男が座ってたのだが、そこへ別の2人がずかずかやってきて、なんややいのやいの騒ぐ。にぎやかだな、お誕生日かな? と私はのんきに思ったのだが、どうも様子がおかしい。と思った瞬間、兵器が使用された! ペッパースプレーだ。

 合間合間にちょこちょこある気合の入った記事も面白い。

 

要するに、私は2020年6月にブログを始めた。50記事ほど書いて、9月に息切れした。

それからこの11月まで、別に何もしなかった。子供と遊んだり、散歩したり、義父の畑を手伝ったり、卓球したりトランプしていた。

だが何かはしなくてはならない。自分に可能なこと。自分が楽しいこと。将来的にお金につながる可能性のあること。――ブログを再開しよう。

 パーソナルなところについて語っているところも、淡々とした感じと恥じらいの感じのバランスがちょうどよくていいなあと思う。

 

 さすがにいまはこの方のようなシチュエーションに置かれた人にはほかに語るべきことがありすぎる。

 でも個人的には、このような語らなければならないことより、語っても語らなくてもいい、だからこそ美しく語られる、YouTubeの旅番組のレビューや、義父と卓球をして勝ったり負けたりしたことなどが書かれている日記を、これからも読みたい。

 

 ここはほとんどだれも見ていないブログなのだけど、ほんのちょっと毎日楽しみにしてくれるひともいるみたい。なのでたまに、暴力によっていま失われている美しいものの話をするということが、最低でも僕がしないといけないことの中に入るんじゃないかな、とちょっと思っている。

 

この章は短く終えたい。自分について語るのは当人にとって楽しく他人にとって心底どうでもいいことの筈だから。

 あけすけだったり、恥じらいも感じたり、自然体だったりぴっしりと決めていたり、ひとりの人間を見ているような非常にラブリーなブログです。おすすめですよ!

*1:あとYouTube動画のレビューコンテンツってあんまりないのでそれも貴重。