ディレイで沖縄そばの日

 

ハイライト

今回のハイライト:

「ピンクのちっちゃい麺があったよ」と子供が紅しょうがのことを表現していた。

 今回はハイライトを用意したので忙しいひとはここだけ読んでもらえれば大丈夫です。

 

本題

 10月17日は沖縄そばの日である。

 

 僕はそれをマジック:ザ・ギャザリングフレーバーテキストを流しているbotを見て知った。このツイートがとても面白かった*1ので、友達にリンクをラインしたのだけど、そしたら「面白いな。じゃあ沖縄そば食べにいかない?」と返信が来た。

 

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 正直めんどくさくてどこかへ出かけたいような気持ではなく、いったん既読スルーをしたが、じつはこのときちょっとした経緯でこの友人が使ってるスーパーのポイントカードをずっと僕が持っていて、近いうちに返さないといけなかった。

 

 MTGフレイバーbotの文脈外れなお告げ、持ち主のもとに帰るべきポイントカード。ふたつの偶然に後押しされ、沖縄そばを食べに行くか、という気持ちになった。

 

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 ……と思ったらお店開いてませんでした! しかたなく友人とケバブサンドを食べ(日本屈指のケバブと謳っていて実際おいしかった)、そのあと居酒屋で軽く飲んだ(1時間、2時間の飲み放題セットがリーズナブルで、しかも店主が適当にあてを作ってくれるというシステムだった。すばらしかった)。

 「このまえここで見た演劇がつまらなかった」「この商店街、全体的に暗いな」などとこの日の友人は周囲にあるものや目に映ったものの文句ばかり言っていて、「社会がこの人を変えてしまったんだな」とちょっと思った。

 

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 で、今日そのおなじ沖縄そばのお店にいってきたってことよ。ディレイで沖縄そばの日! ってなあもんですね。僕は沖縄をrepresentしている身なので若干沖縄そばには高い水準の要求をしてしまうのだが(詳しくは深刻な沖縄そばロス - タイドプールにとり残されて)、これはそのハードルを越えてくる良い沖縄そばだった。

 

 友人と食べていたら、となりの席にいた子どもが紅しょうがを見つけて、「ピンクのちっちゃい麺があったよ」と親に報告していた。いい言語表現だなと思った。言葉の力って、すごい、と思った。

 

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 実際は僕はこれくらい辛くして食べるのが好きです。ひとそれぞれですね。

*1:一応ちゃんと本当に沖縄そばの日らしい。