前回はあまりハッピーエンドにはならなかったので、もう一回チャレンジしたい。人生はループものではないけれど、繰りかえし挑戦することってできるんです。
Book 4
出た乱数は426。読書メーターという読書管理サービスの僕のアカウントをさかのぼり(直近読んだ本を1番目として)426番目にあたる本を見つけていく*1。
ムズ……。たしかに、読んだ記憶はあるし、面白かった記憶もある。きらきらと目立つ派手な「一列目」の偉人ではないのだけど、それでも彼ら彼女らなりに自分のポリシーを貫き、派手でだれもが知るものではないけれどそれでも偉大な業績を残した人物、というテーマで書かれた評伝で、コンセプトも好みだったし実際中身も渋くてとても良かったような記憶があるのだけど、……具体的にだれのどんなエピソードがあってそのなにが良かったのかはかけらも思い出せない。
いや~、まあでも、これでポンと思い出せるようだったらそれは「一列目」だったということだと思う。思い出せないところ含めて「二列目」なのであり、この本が目指しているコンセプトそのものなんでしょう。僕はただしくこの本を味わったことになる。良かった…。
Book 5
ムズ……。この大口玲子さんというひとは賞をたくさんとっている有名な歌人で、当時短歌のおぼえたて(たぶん19歳の冬ごろ)だった僕は、とりあえず、みたいな感じで読んでみて「やっぱり賞を取っている人はすごい。こことかがすごいよね」というようなわかったふうな口をきいていたおぼえがある。
……と思って私的なストレージで検索をかけてみたら、わかったふうなことを書いている感想メモが出てきた。感想部分はちょっと痛いので半目でしか見れなかったが、上記のような歌を好きだと思っていたらしい。これだけ見るかぎりでは、好きな短歌の趣味はそのころからそんなに変わっていなさそうだ。
Book 6
高校の科目「世界史」の参考書、副読本、といったていの本で、センター試験で満点を目指すくらいが目標であれば不要なのだけど、個別試験で出てくる長い論述の問題を解くのを目指すくらいが目標になってきたら欲しくなってくる感じの本である。
僕はけっこう世界史が好きで、大学受験でも得点源としていたので、この本にはとてもお世話になった。読み過ぎて、受験に向けて一番仕上がっていた時期には「あの事項についてもういちど詳しく復習しようか。……たしかこのあたりとこのあたり、それに、一見関係ないけれどここの地域のこの時代の部分にも関連した説明があったな」と事項を本のなかから拾い出すことが簡単にできるようになっており、俺自身がこの本の索引になっていたほどである。
これを読んで膨大な知識を手にするのがあまりに楽しかったので、大人になってからこれの日本史バージョン*2も買ったのだけど、読んでいないな。……家帰ったら読みたいですね。
結論:3回乱数を引けば1冊くらいはとても好きだった本が出る。(読書の大当り確率はだいたい1/3)