もちろん「ゆるゆり」の歳納京子さんについても話したいことがたくさんあるのだけど、今回はそれではなく、足立区都市農業公園の話である。1年くらい前からとても行きたかった公園であり、ついに行けて感無量であった。
「農業」という属性どおり、たくさんの野菜を見て楽しむことができる。僕とそのときいっしょにいた同行人は野菜の知識に乏しく、植わっている状態ではどれがどの野菜なのかわからなかったため、予想して遊んでいた。この写真の野菜は色が似ているしかぼちゃではないか?という結論になったが、いったいどうなんでしょうか。
(いちおう、園内に、「このエリアにはこの野菜が植わっていますよ!」みたいな案内板があったけど、めんどくさかったのでとくに答え合わせはしなかった)
答えが書いてある畑もあった。しかし、ショウガは「透明」とか「知覚できない」みたいな属性を持つ植物だったのでなにも見ることはできなかった。
ひととおり遊んだあとは昼食を取った。レストラン「キッチンとれたて」では、できるだけ公園の畑でとれた新鮮な野菜を主人公にした料理を提供している。できるだけ、というのはまあしかたのないことでしょう。自然ですから、とれたりとれなかったりすることもあるわけで。
食事自体はとてもおいしかった。あまり知られていないが、僕はとても野菜が大好きで、こういうふうに野菜をたくさん食べられることが嬉しい。外食中心の食生活でとくに富裕層でもないと、なかなかおいしい野菜って食べられないですからね。
園内には、古民家、ゴリラ、ピザ窯など、いろいろな目を楽しませるものがあったが、そのなかでも目を引いたのがこちらの「いじめ」というモチーフを表現した像である。
希望や平和といった、世のなかの明るい部分にだけ目を向けるのではなく、こういった人間のもつ負の側面を表現した作品にもしっかりと居場所を用意している。……社会的責任を果たしている公園であると言えるのではないだろうか。
同行者がシャボン玉を持ってきてくれていたので、そのあとはそれで遊んだ。しばらく友人とシャボン玉をしていたのだが、近くにいた子供たちに目をつけられて、そのあとは子供たちが競い割って遊ぶ用のシャボン玉を生産するだけのマシーンになってしまった。
子供たち容赦なくて、ちょっと休んでたら「頑張ってもっと作れば?」「こっちの液があまってるよ!」などとせかしてくるし、密着マークされて作ったばかりのシャボン玉を体の近くではたき割ってくる。
しかし、シャボン玉は見ているだけでも十分楽しいんだけど、やっぱり割ってくれるひとがいると完成する、みたいなところもある。最終的にはたのしかった。遊びにつきあってくれてありがとうございました。
(ただ、シャボン玉をやっていると子供を釣れるというのはけっこう再現性がある気もするので、悪いひとが悪用していたりすることもあるのかな、とも思って複雑な気分だった)
また行きたいね。足立区都市農業公園!