愛知県岡崎市を拠点に活動する6人組YouTuber、東海オンエアにはたくさんの魅力がある。今回は、彼らの創造力、クリエイティビティがぞんぶんに発揮されていると思う作品をいくつかおすすめしたい。
メンバーでお題に沿ってなにかを作ってきてそれを発表しあう、というフォーマットの動画がある。みんなでくだらないもの、質の低いものを作ってきてそれを笑いあう、といった流れになることも多いのだけど、ちゃんとしたもの、手のかかっているものを当然のように作ってきてすごいなあと思うこともある。
創意というようなものがそれぞれのメンバーにそもそも備わっていて、そのうえで、だめなものを作ってだめだったねってなったり、良いものを作って意外と良かったね、ってなったりする。
近年の動画ではさらにものづくりのクオリティが進歩していて見ごたえがある。これはモーニング・ルーティーン動画に野菜をどれだけ紛れ込ませるかを競う動画で、枠動画と動画内動画の絡み合いが非常に面白い。
こういう「作ってくる」系動画では、昔はちょっと遅れを取りがちだったゆめまるさんも最近はめちゃめちゃクオリティの高いものを作ってきている。YouTubeで磨かれる力ってすごいんだなあ。
「
実際にできた絵はもちろん目論見通りにはいっていないのだけど、それはそれでけっこう面白い。お掃除ロボにペンをつけたらこんなふうになるんですね。
「大人が24時間かけて絵を描けば、めっちゃ上手い絵が完成するんじゃね!?」では東海オンエアの6人が写真を一枚の画用紙に模写する。ファンの記憶に強く残されている傑作動画、……いやビデオアート作品である。
それぞれがそれぞれの得意分野を……、絵に関して得意なことがなにもない場合はそれでも邪魔にならないだけのことを頑張ってひとつの巨大な作品を仕上げる。そのさま、結果としてできたものにとどまらずその過程を映したこの映像そのものがクリエイティビティの結晶となっている。
それぞれの番の合間、「ここまでできた」→「すげー!」「え?…○○じゃね?」→「こうこうこうなのでがんばってください!」、となる申し送りのシーンが個人的には好きです。すこしずつ、協力して、巨大な敵の倒し方がわかってくるこの感じ良いよね。