2024-07-02 短歌 88 先生は教室の窓すぐ開ける 僕らがいつもさわがしいから こんな味だったとは長く知らなんだ ポッキーゲームのチョコ多いほう 故郷には新駅ができて潰れません 花火も売っていた花屋さん あめ玉は退屈しない 捨てられたとてその床にへばりつくだけ 上履きで踏む石炭と 500円あればだれでも裕福だった こんな日も西日にひしゃげた影がつく 鍵を忘れて乗る自転車に 結婚はひらめきだった 全自動お菓子食べ機と化したあなたと