読めない市町村名を極力減らしたい

 

 日本全国の市町村の名前をデータ入力する機会が仕事でよくあるのだが、初見で市町村名が読めないと、いったん検索して読みかたを調べるという手間が挟まる。ふだんは「勉強になったな~」と思って何ともないのだが、モチベが低いときにはけっこういらいらする。とくに、過去一度見たことあるはずなのに、読もうとすると読めない、みたいな市町村が来たときはすごく、舌打ちをしてしまいます。

 

 そんな読めない市町村を、仕事で出会うたびにメモ帳に保存してきた。今回はブログ一回を使って掘り下げることで、確実にこれらは読めるようにしていこうと思います。

 

読めない市町村名1 安来市

 初見で「やすぐ」とか「やすご」だと読んでしまって、その印象がずっとぬぐえずにいる。本当は「やすぎ」なのだが、「ご」とか「ぐ」にくらべて特別「ぎ」である理由なくないですか? そういうところが難しい。

 

 島根県の出雲地方にある人口3万5000人ほどの自治体。

 出雲国風土記よりスサノオノミコトが「安来く(やすけく)地」と命名された、ことからきているらしいが由来を知ったところで今度は「やすげ」と読んでしまいそう。覚えの助けにはあまりならなそうだ。やはり反復練習しかない。

 

読めない市町村名2 羽咋市

 これは単純に見たことなくて読めない訓読み漢字があるパターンですね。「咋」は「食う」「噛む」という意味があるらしいので、これを活用すれば有機的な記憶として頭にインプットすることができる。

 

 石川県羽咋(はくい)市。人口は2万人ほどで、千里浜と呼ばれる砂浜が有名。なるほど、これは次回から読めそうである。なんかついでに親近感もわいてきたので、つぎ石川県に行ったら聖地巡礼したいかも。

 

読めない市町村名3 曽爾村

 ふつうに読むなら「そに」か「そじ」だろう。語感的に温かみのある「そに」では…、となるのだが、2割くらい硬く「そじ」な可能性もあるし…、まったく予想もしない変則読みである可能性も排除できない。

 というのが初見の印象である。

 

 正解は「そに」村。曽爾はストレートで行けばいいのね。OKOK覚えました😐。

 ちなみにススキの名所として知られる曽爾高原と曽爾の獅子舞が有名らしい。奈良県にある。人口は1200人ほど。

 

読めない市町村名4 東彼杵町

 初見では「なんやねん!」と投げてしまいそうになるが、調べてみるといがいと理詰めで読めそうな町であった。東はまあ「ひがし」なのでよけておく。つぎの「彼」を指示の「その」と読めるかがポイントで、そのあとは「杵」(きね)なので、「ひがしそのぎ」町となる。

 

 おっほほほ。理屈がわかれば簡単でありますわね。

 長崎県にある自治体で、「そのぎ茶」というブランド茶が高品質で有名なのだとか。

 

おわり

 今日はこれで終わりです。