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25-26UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズMD3 レヴァークーゼンvsパリ・サンジェルマン

 主導権を握るパリが早めに、簡単にクロスから先制してまず優勢をとる。その後はレヴァークーゼンのPK逸機、妥当な一発レッドでアンドリッヒが退場、これでイージーゲームか…、と思いきやパリ側もPKを与えつつザバルニーが退場し…、でも前半終了までにパリが3点決めて突き放す*1という、なんとも情報量多めの試合に。

 

 よくやっている形なのかわかりませんが、クヴァラツヘリアが右サイドで起用されていて、いわゆる「インサイドの表」の位置でプレーしていたのがへえ~となりましたね。ハキミとの兼ね合いなのか、逆だとインサイドのほうがやりやすいだろうということなのか、外から右足クロスではなく中で関わってほしいということなのか。

 ザバルニー退場後は左、そして中央に再配置された模様。それまでの時間、めちゃくちゃクヴァラツヘリアが生き生きしていたかと言うとそうではなかったと思いますが、守る側としては不気味な存在だった。

 

25-26UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズMD3 レアル・マドリーvsユヴェントス

 試合の入りはかなりユベントスにリスペクトされてブロックに手を付けられず、被カウンター時にはヴラホヴィッチが触るたびにピンチになる…という危ういものだったが、崩し・リスク管理ともにやっていくうちにピッチ上で答えを見つけていった感じ。ポゼッションをとる形でやや優勢に折り返せたかと思います。

 後半はオープンな展開になり、これもなんか嫌だなあとは思っていましたが、それでも局面ではマドリーが上回り続ける。最後はスペースがないブロックでも無理やり殴れるヴィニシウスのシュートのこぼれをべリンガムが決めて先制し決勝点とする。その後も楽な時間は訪れませんでしたが、とにかく集中して守り切りました。

 

 その集中の象徴だったのがミリトン選手だったのではないでしょうか。ヴラホヴィッチに半身抜け出されたところから、ファウルせず落ち着いて追いかけてクルトワと守ったところは印象的であった…。

 もう負けられない週末のクラシコでは彼が守備の軸になる。今回以上の集中力が必要となるハードな展開となると思いますが、今日の雰囲気だと問題はなさそうである。

 

25-26UEFAチャンピオンズリーグ リーグフェーズMD3 モナコvsトッテナム・ホットスパー

 うーん、僥倖というしかない0-0でしたね。ビルドアップのときも押し込んだ時も、とにかく相手の裏の危険な場所にボールを通そう、受けようとするモナコと戦ったことで、スパーズ側のそういう意識のなさがはっきり見えたような90分だったのではないでしょうか。

 たしかにオドベールやクドゥスはボールを持つと驚異かもしれないが、聖たいしてじりじり迫っていって、最後に苦し紛れのクロスを放るだけではたいしたチャンスにはならないのである。中央に戻して裏をとるとか、詰め切るまえにスペースに通すとか、そういうことが好きな選手が前線中央に欲しいなと思いましたね。ソランキ、マディソン、クルセフスキが戻ってくれば…、など思っていましたが大丈夫か?

 

 グレイが先発で左サイドバックでプレー。補充員として文句ないクオリティなのはいつも通りですが、中盤に移動してからもいくつか印象的なプレーを見せ、先発定着に向けてつぎのトライアルに進む権利を得たのではないでしょうか。

 終盤はタコタコに殴られましたが、彼以外にもDF陣はしっかり集中して守り切れてよかったと思う。あとは攻撃ですよ、攻撃。

 

*1:この日は裏のアーセナルもそうでしたが強者による瞬間的な火力が目立った。