2024-02-10 短歌 80 神さまに君は訴えたもう一度どうか貴族に戻してほしいと 酔ってない 下着のままで床に寝て 君はみんなに疎まれている 新しいiphoneをとても気に入って 君を並べて表示してくれる 遠回りすれば遠くてどうしようもない坂道を君とのぼった はしっこにある公園に詳しくなる 協調性を持たない君と どうせ愛は伝わらなくて風邪うつるままにまかせる君との夜を 人は死ぬときはあっさり白湯をこぼしたあとを拭けば君の黄昏